謹賀新年(M51子持ち銀河)

2013年が明けました!!

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(クリックすると少し大きくなります)
2012年12月24日AM4:04 - AM5:30 山梨県笛吹市
Nikon 8cm (f 1200mm) + Takahashi LE30 (30mm) 手動ガイドによるCanon PowerShot S95 コリメート撮影
露光時間80秒(ISO 1250) x 40コマ(no filter 20コマ + LPS-P2 filter 20コマ)積算露光時間 53分 
Photoshop Elementsを用いてダーク減算+フラット補正+コンポジット+簡易星マスク+HDR処理


2013年も、コリメート撮影によるNikon 8cmの世界を、とことん追求していこうと思います。
どうぞ、よろしくお願いいたします。


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クリスマスの週末は連休だったが、24日が朝から仕事だったので、月没が午前3時前ということもあって、仮眠をとった上で出掛けるつもりでいた。午前2時には現地到着してセティングし、月没直前からLPS-P2フィルターで撮影をしておき、月明りの影響がなくなったらフィルターなしの撮影に切り替える算段だった。ところが、目を覚ますと午前2時。予定していた富士山麓に行くには寝過ごしてしまった。そこでプランBの、茅が岳の麓へ向かった。ところが、盆地の底は晴れていたのに、目的地に近付くにつれて風が強まり雲も増えてきた。まあ、もともと季節風が強い場所で、建物の軒下ギリギリで風よけしながら撮影してきたので、今回もそうするつもりだった。ところが着いてみてビックリ。今まで車で入れた場所に柵が出来ていた・・・。

寝過ごした上に、さすがにプランBまでダメとなると、ショックは大きい。呆然としてしまった。ただ冷静になってみれば、例え入れたとしても、この風と雲だと撮影はままならない。そこで、以前から季節風が強い時期の近場の観望場所として考えていた、盆地の東部の山間部に行ってみることにした。まあ風の影響を見るには、ちょうどよい条件だとも言える。幸い冬至を過ぎたばかりで、薄明開始までにはまだ3時間近くある。初夏の晩で薄明開始時刻から逆算して考えれば、まだ日付が変わったばかりのタイミングじゃあないか。しかし、引き返す道でも風が強く、道路の上を枯れ葉が舞っている。時間とともに期待感は薄れ、もう撮影しようという気力は失われていった。

それがどうだろう。盆地の底から緩やかに上りはじめた道が勾配を増し山間に入っていくにつれて、次第に季節風が和らいできた。空に流れ込んでいた雪雲も、視界から徐々に消えてくる。そして、目的地に着いてみると風は完全に止んでいた。いや、「止んでいる」のではなく、上空高くは吹いているようで、山の上の方からは風の音が絶えず聞こえてきている。期待通り風が吹き込んでこないだけのようだ。それもそのはず、周囲をぐるりと山に囲まれて見える空は狭い。そして、山が風よけと盆地の街灯りよけになっていて、空は割と暗い。最初は場所の確認だけしたら帰るつもりでいたが、大急ぎで望遠鏡をセッティングした。

Nikon 8cmにM51を導き、ガイド星もサブ望遠鏡のミニ・ボーグに入れて、撮影の体制が整ったのは、午前4時をまわっていた。持ち時間は1時間半。撮影しながらピントは追い込むことにした。途中からはLPS-P2フィルターを装着して撮影を続けて、なんとか薄明までに80秒露光で40コマを撮影することができた。フィルターなしとLPS-P2フィルターを装着して、それぞれフラット補正用とダーク減算用の撮影も済ませて、午前6時15分前には撤収した。帰りがけにヘッドライトに照らされた看板に、「クマに注意」に書かれていてドキッとしたが、真冬の間だけなら心配はいらないだろう。
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今年は、1つ1つの対象に対して、極軸合わせ、ガイド星選び、ピント合わせ、と各ステップをよく確認し、できるだけ露光時間を長くして、なおかつコマ数も稼ぎ、じっくり撮影していこうと思います。そうなると撮影できる天体の数は減って、このブログにアップできる回数が少なくなるかも知れません。

当分は、以前の画像の再処理をアップしていこうと思っていますので、お付き合い下さい。


追記
上の画像で星と星雲を消してフラット画像を作製し、それを使ってフラット補正を追加した上で、少し強調処理を追加した画像をアップする。
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by Nikon8cmtelescope | 2013-01-01 00:01 | 手持ち撮影にこだわる訳