M46星団 2013

メシエ天体も残り5つになって少し気力が湧いてきた。そこで、まだ上限の月が残る中を冬のホームグラウンドと化した盆地東部の山中に馳せ参じた。しかし気合いが空回り気味で、まだお目当ての「しし座」はようやく山の上に姿を見せたばかり。しかも月明かりが残っているので、たまには散開星団を撮影してみようと思い立った。そこで、これまでにNikon 8cmでは思うよう写せていなかったM46を選んだ。

周囲をぐるりと山に囲まれているので、M46も山のすぐ上に見えている。Nikon 8cmに導くと、眼視では繊細な輝きの星々が視野の中心に程よい密度で広がっていて、なかなか美しい。このところ、ちっぽけな光芒の銀河ばかり追いかけていたので、なおさら美しく感じられるのだろうか。ちなみに、星団のなかにある惑星状星雲の存在は確認できなかった。

40秒露光で撮影を始めたのだが、このところ撮影していた天頂付近にあった「おとめ座」や「かみのけ座」の銀河群とは赤道儀のバランスが異なるせいか、微動装置の手応えが異なってガイドエラーが頻発した。それでも、だんだんと慣れ手加減がわかってきて、64秒露光に延ばしても星が点像に近く捉えられるようになった。

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(画像をクリックすると少し大きくなります)
2013年2月新月期 22:58 - 24:12 山梨県笛吹市
Nikon 8cm (f 1200mm) + Takahashi LE30 (30mm) 手動ガイドによるCanon PowerShot S95 コリメート撮影
No filter (露光時間40秒; ISO 1000-320) x 29コマ + (露光時間64秒; ISO 320) x 4コマ 全33コマ積算露光時間 24分 
オート・ダーク減算 + Photoshop Elementsを用いてコンポジット+フラット補正+簡易星マスク+HDR処理


散開星団だし月明かりの影響もあったので、強調処理はほとんどせずに完成とした。それでも、小さなシャボン玉のような惑星状星雲の存在が確認できる。また、青ハロが出ている訳ではないのに、星団を構成する微光星が青みを帯びて写っており、清新な印象がなかなかよろしい。
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by Nikon8cmtelescope | 2013-04-26 01:05 | 星団