M3球状星団 2013

5月の連休明けにNikon 8cmによるメシエ天体のコリメート撮影は目出たく完走を果たしたが、それまでの奮闘・迷走を順次アップしていく・・・

3月も半ばに久しぶりに富士山麓に出掛けた。この夜も、なかなか残りのメシエ天体を撮影する気分にならず、またまた気分転換!!っと開き直って、しばらくぶりでM3球状星団にNikon 8cmを向けた。メシエ天体には球状星団が29含まれているのだが、まだ手持ち撮影だった頃の2010年10月の時点で球状星団は完走を果たしていた。あの頃は勢いがあって、メシエ天体の完走にこんなに苦しむとは夢にも思っていなかった。

せめて今までにないような解像度の高い画像を目指そうと、フォーカス合わせを慎重に行った上で、手動追尾も肩の力を抜いてソフトな動きを心がける。広場を囲む赤松林の梢を時折風が鳴らすが、上空の気流はそれほど悪くなさそうだし、何よりも赤道儀のご機嫌が珍しくうるわしいようだ。気温が高くなったせいだろうか。

中心部が飽和しないように、いつもなら短時間露光の撮影を入れるところを、画質の向上を意識して露光時間は40秒で維持しながらISOを下げることで対応した。撮影しながらコンデジのバック・モニターで確認する限りは、なかなかシャープな写りのようだ。画像の処理でも、シャープさを尊重し星が膨化しないように強調処理は軽めに施して終わりにした。

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(画像をクリックすると少し大きくなります)
2013年3月新月期 23:05 - 24:50 山梨県富士山麓
Nikon 8cm (f 1200mm) + Takahashi LE30 (30mm) 手動ガイドによるCanon PowerShot S95 コリメート撮影
No filter (露光時間32秒; ISO 2000-2500) x 8コマ + (露光時間40秒; ISO 400-2000) x 40コマ + (露光時間80秒; ISO 640-800) x 6コマ 全54コマ積算露光時間 30分 
オート・ダーク減算 + Photoshop Elementsを用いてコンポジット+フラット補正+簡易星マスク+HDR処理


あまり持ち上げなかったので、昨シーズンの撮影より立体感にはやや乏しいが、「針で突いたような」とまではいかないまでも、ツブツブというよりはチクチクした感じに近い狙い通りの仕上がりになった。ここまで写るとなると、球状星団も放っておけないなあ。

また逃避してしまいそう・・・
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by Nikon8cmtelescope | 2013-05-18 23:35 | 星雲