M13球状星団 2013

5月の連休明けにNikon 8cmによるメシエ天体のコリメート撮影は目出たく完走を果たしたが、それまでの奮闘・迷走を順次アップしていく・・・

M3球状星団がキレイに写ったものだから、気分はすっかり球状星団狙い。M3を撮影したら、M13を放ってはおけない。ということで、この夜も真っ先に東の空に昇りはじめたM13にNikon 8cmを向けた。しかし、赤道儀との相性が悪いようで、手動追尾するとガイド星が十字線のあっちとこっちを往復するという悲惨な状況に、さすがに一旦は撮影を諦めた。

仕方なく!?天頂付近にNikon 8cmを向けて、下に潜り込むようにして何とか本来の優先順位1番のM88を撮影したことは、前回の記事にアップした。1時間半ほどM88を追いかけて撮影を終え、再びM13に望遠鏡を向けてみると、今度は赤道儀の動きがだいぶ良いようだ。

M3の撮影では、40秒露光をメインにしてISOを調整しながらコマ数を重ねたが、露光不足気味だった。そこで、今回は64秒から80秒露光を中心に、ISOを幅広く設定してコマ数を重ねた。そして、画像処理では強調処理よりもフラット補正に主眼を置いて、星が膨化しないように心がけた。

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(画像をクリックすると少し大きくなります)
2013年3月新月期 2:40 - 4:29 山梨県笛吹市
Nikon 8cm (f 1200mm) + Takahashi LE30 (30mm) 手動ガイドによるCanon PowerShot S95 コリメート撮影
No filter (露光時間32秒; ISO 2500) x 8コマ + (露光時間40秒; ISO 2000-2500) x 8コマ + (露光時間64秒; ISO 800-1600) x 15コマ + (露光時間80秒; ISO 800-1250) x 10コマ + (露光時間101秒; ISO 800-1000) x 5コマ + (露光時間128秒; ISO 640) x 1コマ 全47コマ積算露光時間 50分 
オート・ダーク減算 + Photoshop Elementsを用いてコンポジット+フラット補正+簡易星マスク+HDR処理


M3を撮影した晩よりも、この晩の方が風が弱くて気流が安定したせいだろうか、星団を構成する微光星が針で突いたかのように一段とシャープになった。もともと明るい対象なので、強調処理が軽くて済んだのも成功の要因だろう。星マスクも使っているので、星団の中心部分も星に分離したままで仕上がった。また、黄色みを帯びた明るい星と、青っぽい微光星の色の対比もイイ感じに出ている。

ちょっと残念だったのは、コンデジを固定するネジの締め具合が少し緩くて、コマ数を重ねるうちに少しずつカメラが回転してしまったため、コンポジットしたら周辺部の輝星に収差が出てしまったこと。いずれにせよ、手動追尾によるコリメート撮影でここまでの精度の撮影が出来たという事実は、自分の意識の中では大きな成果だ。これをスタンダードにして、さらに極めたい!!

おっと、その前にメシエ天体の完全制覇を果たさなくちゃあ・・・。
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by Nikon8cmtelescope | 2013-05-31 00:33 | 星団