M5球状星団 2013

5月の連休明けにNikon 8cmによるメシエ天体のコリメート撮影は目出たく完走を果たしたが、それまでの奮闘・迷走を順次アップしていく・・・

M3M13と球状星団を撮影して勢いがついた。こうなるとM5も写さなくちゃあ、とメシエ天体の完全走破の目標は忘れちゃったかのような迷走ぶり。定期試験の前になると、試験勉強そっちのけで長編モノの小説を読んでしまっていたウン十年前と何ら変わらない。上巻・中巻ときたら下巻も読んでから勉強した方が、きっと効率が上がるよ!なんて自分に言い訳しながら、読み耽っていたなあ。

この日は日中に南風を伴った暖かな雨が降って夕方に止んだ。その後、急に冬型の気圧配置になったようで、グングンと空が晴れて夜半過ぎには星空が広がった。北からの季節風が強まってヒューヒューと風の音が聞こえている。しかし、冬のホームグラウンドなら北風にはとことん強い。早いとこM5の撮影を済ませて、残りのメシエ天体に集中する環境を自ら整えなくっちゃあネ。なんて、ブツブツ言いながら夜中に車のハンドルを握った。

現地に到着してみると、見事な透明度だが上空の風は強い。それでも、あまり星が瞬いて見えないのは、気流が安定しているからだね♪なんて良い方に解釈していた。しかし、後から考えると雨上がりと風のおかげで透明度が高く、その加減でそんな風に見えたのかも知れない。いずれにせよ、M5をNikon 8cmに導入して、手動追尾によるコリメート撮影を開始した。

追尾していると、この場所にしては珍しく風が吹き込んでくる。望遠鏡が揺れるほどではないが、風の音は集中力を低下させる。また、例によって赤道儀の動きもやや渋め。そんな訳で、2コマに1コマの割合で、追尾しながら「ああ、このコマは使い物にならないなあ・・・」と思っていた。ところが、うまく追尾できたと思ったコマでも、バック・モニターで確認してみると眠たい写りだった。フォーカスを確認して再調整しても改善しない。途中で、さすがにこれは気流の影響だと、状況を認識した。

バッテリーが切れて撮影終了。そのまま撤収しようと思ったが、東の山の上には夏の第三角から天の川が伸びているのがキレイに見えた。そこで、コンデジをNikon 8cmに同架して、星野撮影をしてから終了とした。これで、いくらか溜飲を下げることができた。

b0167343_0365646.jpg
2013年3月新月期 2:01 - 3:31 山梨県笛吹市
Nikon 8cm (f 1200mm) + Takahashi LE30 (30mm) 手動ガイドによるCanon PowerShot S95 コリメート撮影
No filter (露光時間40秒; ISO 1600) x 4コマ + (露光時間64秒; ISO 400-1250) x 21コマ 全25コマ積算露光時間 25分 
オート・ダーク減算 + Photoshop Elementsを用いてコンポジット+フラット補正+簡易星マスク+HDR処理


反省も込めて、画像をアップした。
[PR]

by Nikon8cmtelescope | 2013-06-03 00:33 | 星団