しし座のトリオ 2013リベンジ篇

5月の連休明けにNikon 8cmによるメシエ天体のコリメート撮影は目出たく完走を果たしたが、それまでの奮闘・迷走を順次アップしていく・・・

M3球状星団がキレイに撮影できたので、ちょうど南中を過ぎたM65/M66/NGC3628のトリオにNikon 8cmを向けた。この時点で、この夜は新たなメシエ天体に挑戦することを放棄したことになる。 しかし、このトリオ、望遠鏡に導入するのは難しくないが、なかなか手強い対象だ。というのも赤道儀との相性が悪いために手動追尾によるガイドの精度が低く、これまではスッキリとした画像が得られていない。

以前にアップした2月の新月期の画像は南中前に撮影したものだった。それで、南中後に反転して追尾すれば、赤道儀のバランスが変わって動きが良くなったりしないだろうか、と考えていた。実際に望遠鏡を向けて微動ハンドルを動かしてみると、確かにこの向きの方が動きがスムーズなようだ。

もう1つ、3つの銀河を視野内にバランスよく配置すると、M65とM66に収差の影響が強く出てしまっていた。そこで、今回はNGC3628をやや端の方に置き、M65とM66を中央よりに配置する構図にした。

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(画像をクリックすると少し大きくなります)
2013年3月新月期 1:29 - 3:18 山梨県富士山麓
Nikon 8cm (f 1200mm) + Takahashi LE30 (30mm) 手動ガイドによるCanon PowerShot S95 コリメート撮影
No filter (露光時間32秒; ISO 2000) x 4コマ + (露光時間40秒; ISO 1250-1600) x 11コマ + (露光時間64秒; ISO 800-1000) x 7コマ + (露光時間80秒; ISO 500-800) x 8コマ + (露光時間101秒; ISO 400-500) x 4コマ + (露光時間128秒; ISO 400) x 2コマ 全36コマ積算露光時間 39分 
オート・ダーク減算 + Photoshop Elementsを用いてコンポジット+フラット補正+簡易星マスク+HDR処理


結果的には、追尾精度とフォーカス合わせは今までで最高のレベルとなった。強調処理を施す段階で、若干は解像度が低下したものの、細かい構造がそこそこ出ている。3つの銀河の色調の違いも出ているし、狙い通りM65とM66にはコリメート撮影特有のレンズ収差の影響はほとんど見られていない。

迷走も、また楽し。
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by Nikon8cmtelescope | 2013-05-25 00:41 | 星雲