レモン彗星

5月12日の晩に、やまねももんがさんとお会いできたおかげで何とか観望と撮影を果たしたレモン彗星を、翌日にも撮影した。

この夜も八ヶ岳山麓はマズマズの条件の予報だった。明け方のレモン彗星を撮影しようと仮眠をとり起きて外に出てみると、甲府盆地の空は晴れてはいるものの透明度が相当に低く、からす座の星々が街明かりに埋もれそうな感じだった。

しかし、せっかくの晴天なので機材を積み込んだままになっている車で八ヶ岳山麓に向かった。ホームグラウンドの富士見高原は東側に山が迫っているので、レモン彗星は薄明後にならないと出て来ない。だから、レモン彗星を撮影するには前日に出かけた東側の開けた10キロほど先の原村がいいのだが、この夜の比較的低い透明度を考えると、レモン彗星は諦めて天頂付近の天体を撮影することにして富士見高原スキー場に車を入れた。

このところ賑やかだった駐車場には、この夜は同好の志と思われる車は1台だけ。声をかけてみようと近くまで行ってみたが、車内で仮眠中の様子だったのでそのままセット・アップを始めた。空は晴れているが全体的に透明度が低く、その分だけ街明かりで低空の空が白く見える。そこで、天頂付近の天体を選んでNikon 8cmでコリメート撮影を楽しんだ。

薄明が近づくにつれて、東の山の上にペガサスの四辺形が姿を現してきた。そうなると、やっぱりレモン彗星が気になってくる。薄明開始とともにコンデジのバッテリーが尽きてコリメート撮影を終えたのが午前3時11分だった。双眼鏡で確認してみると、レモン彗星がちょうどスキー場のレストハウスの屋根の上に姿を見せたところだった。

大慌てでコンデジのバッテリーを交換してNikon 8cmにレンモン彗星を導入した。運良くガイド鏡にも適当な明るさのガイド星を導入することが出来た。露光時間を32秒に設定して、コリメート撮影を開始したのは午前3時18分。奇しくも前日と同時刻だった。

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2013年5月14日 3:18-3:37 八ヶ岳山麓富士見高原スキー場
Nikon 8cm (f 1200mm) + Takahashi LE30 (30mm) 手動ガイドによるCanon PowerShot S95 コリメート撮影
No filter (露光時間32秒; ISO 2000-500) x 16コマ
オート・ダーク減算 + Photoshop Elementsを用いて彗星のコマにあわせてコンポジット+簡易フラット補正


今回は雲に阻まれることもなかったので、尾がうっすらと写っているようだ。原村まで行かなかったが、撮影することが出来たのはラッキーだった。
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by Nikon8cmtelescope | 2013-05-20 00:08 | 彗星