M51子持ち銀河 2013

5月の連休明けにNikon 8cmによるメシエ天体のコリメート撮影は目出たく完走を果たしたが、それまでの奮闘・迷走を順次アップしていく・・・

4月の新月期の週末に富士見高原でω星団の撮影を低空のモヤに遮られて一区切りついてしまったので、さて次は何を撮影しようかと思案しながら広い駐車場をグルリと歩き回り、車10台ほどの同好の志が集う様子を撮影した。天気予報も明け方にかけて徐々に南側から雲が広がってくるとのことで、昇ってきた夏の星座をあきらめて、天頂付近の対象を狙うことにした。

本来なら「しし座」の尻尾のあたりに残してあるメシエ天体の撮影を試みるべきところだが、既に南西の空に高度を下げつつあり、時間が進めば低空のモヤの影響を受けそうな感じだ。空を見上げると、北斗七星が天頂から徐々に高度を下げようとしているところだったので、Nikon 8cmをM51に向けてみた。ちょうど鏡筒が三脚に引っかからないようになったというタイミングで、微動装置の動きもスムーズだ。

露光時間を40秒でISOをmaxの3200でコリメート撮影してみて驚いた。背景が真っ黒な中に、星雲が浮かび上がっている。冬の間に盆地に近い山間部で撮影した時には、冬の透明度の高い空にもかかわらず街明かりで背景が白っぽく写ったのに・・・。はやり街明かりの影響の少ない場所で撮影できるのは、ありがたい。

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2013年4月14日 2:19 - 3:44 八ヶ岳山麓富士見高原
Nikon 8cm (f 1200mm) + Takahashi LE30 (30mm) 手動ガイドによるCanon PowerShot S95 コリメート撮影
No filter (露光時間40秒; ISO 3200) x 15コマ + (露光時間50秒; ISO 3200-2500) x 12コマ + (露光時間64秒; ISO 2500-2000) x 8コマ + (露光時間80秒; ISO 1600-1250) x 7コマ 全42コマ積算露光時間 38分 
オート・ダーク減算 + Photoshop Elementsを用いてコンポジット+フラット補正+簡易星マスク+HDR処理


中心部をトリミングしてみると
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ISOが高くて露光時間も短いコマが多かったので画質は粗めではあるが、トータルの露光時間が長かった前回の撮影よりも渦巻き構造や星雲に重なる星々が比較的良く写っている。薄明で撮影を打ち切ったのだが、露光時間の短いコマはあとまわしにして長めの露光から撮影しておけば、もう少し長い露光のコマの割合が増やせたハズだ。

こうしてみると、Nikon 8cmでM51を撮影するなら4月5月あたりの方が狙い目ってことになる。来年こそ!!!
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by Nikon8cmtelescope | 2013-06-09 00:01 | 星雲