M4球状星団 2013

5月の連休明けにNikon 8cmによるメシエ天体のコリメート撮影は目出たく完走を果たしたが、それまでの奮闘・迷走を順次アップしていく・・・

くじら銀河を追いかけているうちに、しし座は当然ながら西の空に大きく高度を下げてしまった。メシエ天体の完走がまた遠のいた上に、くじら銀河の写りも冴えない。聞こえてくる同好の志の楽しげな話し声が、何だかうつろに響く。テンションが下がっていたところに声をかけて下さったのは、ラッキーさんだった。元気なラッキーさんにお願いして、撮影中の機材を見せていただいた。

みなさんの立派な機材と冴えた写りを見せていただくと、自分のやっていることが子供の悪戯みたいな気がしてくる。その一方で、たくさんのコードで繋がれた機材とパソコンを見せていただきながらシステムを説明していただくと、メカ音痴の自分の手に余ることは明確だ。やっぱり手動ガイドとコリメート撮影で悪戯するしかないなあ・・・

さて、薄明まで2時間を切るなかで何を撮影しようか。空の透明度が低いので星雲って選択肢はなさそうだ。そうなると球状星団ってことになる。折から、さそり座が南中を過ぎて手招きしている。そうそう春の薄明の頃からズッと気になっていたM4にしよう。透明度が低くて光害カブリが出そうなので、LPS-P2フィルターの効果に期待することにした。

それほど追尾が悪い訳ではないし、ピントだってそれなりに追い込んでいるハズなのに、バックモニターで確認すると、またしても冴えない写り。何がいけないのか掴めないままに、薄明を迎えることになった。

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2013年5月6日 1:51 - 3:30 八ヶ岳山麓富士見高原
Nikon 8cm (f 1200mm) + Takahashi LE30 (30mm) 手動ガイドによるCanon PowerShot S95 コリメート撮影
LPS-P2 filter (露光時間32秒; ISO 3200-2500) x 12コマ + (露光時間40秒; ISO 2500-800) x 8コマ + (露光時間50秒; ISO 2500-800) x 24コマ + (露光時間64秒; ISO 1000-800) x 8コマ 全52コマ積算露光時間 40分 
オート・ダーク減算 + Photoshop Elementsを用いてコンポジット+フラット補正+簡易星マスク+HDR処理


こうして改めて見ると、やはりピントの追い込みが甘かったようだ。

この夜の冴えない写りで、ようやく目が覚めた。寄り道なんてしている余裕はない。さもなくばメシエ天体の完走が、また1年先になってしまう!!!
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by Nikon8cmtelescope | 2013-06-15 00:29 | 星団