メシエ天体制服へカウントダウン(M91)

5月の連休明けにNikon 8cmによるメシエ天体のコリメート撮影は目出たく完走を果たしたが、それまでの奮闘・迷走を順次アップしていく・・・

さて、いよいよメシエ天体の完走を果たす。時は連休最終日の5月6日で、処は富士山麓。前日の5月5日の晩に、富士見高原で現実逃避している余裕のないことを悟り、この夜は着くと早速にM91の導入にかかった。西の空の透明度がやや低いものの快晴で、まずまずの条件なのに他に人はなくて、鹿の威嚇する鳴き声だけが響いていた。

悪戦苦闘すること約30分。ようやくM91と思われる銀河を導入してコリメート撮影を開始した。バックモニターに現れた画像でも、θ型をした銀河の様子が確認できて、どうやらM91で間違いなさそうだとわかった。視野の端に写っている銀河は、後で調べたらNGC4571と判明した。

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2013年5月6日 23:04 - 24:08 山梨県富士山麓
Nikon 8cm (f 1200mm) + Takahashi LE30 (30mm) 手動ガイドによるCanon PowerShot S95 コリメート撮影
No filter (露光時間32秒; ISO 3200) x 8コマ + (露光時間40秒; ISO 3200-2500) x 8コマ + (露光時間50秒; ISO 2500-2000) x 8コマ + (露光時間64秒; ISO 1600-1250) x 8コマ + (露光時間80秒; ISO 1250) x 4コマ  全36コマ積算露光時間 22分 
オート・ダーク減算 + Photoshop Elementsを用いてコンポジット+フラット補正+簡易星マスク+HDR処理


このM91を巡っては、メシエの記述した場所には天体がなかったとして、諸説があるらしい。そして、今回の視野の端に写っているNGC4571がそうではないか?という説もあるとか。確かに、Nikon 8cmの眼視でもNGC4571の存在はなんとか確認できたが、同一視野内でM91(というか、この場合はNGC4584)の方がずっとハッキリと見えていた。少なくとも実際に見た印象なら、NGC4584がM91という説に賛成したい。まあ、大御所がこうやって論争するぐらいだから、Nikon 8cmで手導入するのに苦労するのは、当然だったのだと納得した次第。

いよいよマジック1が点灯し、ダブル・ヘッダーで一気にゴールインへ!!

(撮影したメシエ天体 通算106/107個)
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by Nikon8cmtelescope | 2013-06-18 00:52 | 星雲