メシエ天体制服へカウントダウン(M87)

5月の連休明けにNikon 8cmによるメシエ天体のコリメート撮影は目出たく完走を果たしたが、それまでの奮闘・迷走を順次アップしていく・・・

M91を途中で切り上げて、M87にNikon 8cmを向けた。急がないと、随分と西の空に高度を下げている。視野にそれらしい対象を捉えて、コンデジを装着すると試写してみた。これと言った特徴のない円形をした銀河の近くに、これまた小さな楕円銀河と思われる光芒が2つ写っている。星図にはM87の近くにNGC4476とNGC4478が並んで載っており、どうやらM87で良さそうだ。

とりあえず露光時間を32秒と短めに設定してコマ数を稼いだ上で、徐々に露光時間を延ばしながら撮影して行った。しかし、時間とともに高度が低くなって来て望遠鏡が地面に水平に近付いていき、それと反対にガイド望遠鏡の接眼部の位置が高くなってきて、背伸びをしないと覗けなくなってしまった。そこで手動追尾を終了とした。5月7日の午前1時過ぎだった。

撮影を追えても、まだこの時点では撮影した銀河がM87だとは100%確信を持てなかった。それから数日して、コンポジット処理をした画像をネット上に公開されているM87の写真と比較し、ようやく間違いないことを確認した。
b0167343_2393013.jpg
2013年5月 7日 0:26 - 1:19 山梨県富士山麓
Nikon 8cm (f 1200mm) + Takahashi LE30 (30mm) 手動ガイドによるCanon PowerShot S95 コリメート撮影
No filter (露光時間32秒; ISO 3200-2000) x 16コマ + (露光時間40秒; ISO 2000) x 4コマ + (露光時間50秒; ISO 1600-1250) x 7コマ + (露光時間64秒; ISO 1250-800) x 6コマ  全33コマ積算露光時間 23分 
オート・ダーク減算 + Photoshop Elementsを用いてコンポジット+フラット補正+簡易星マスク+HDR処理


こうして、メシエ天体をNikon 8cm望遠鏡に手導入した上で、コンデジのコリメート撮影で記録するという作業を完走することができた。しかし、多くは手持ち撮影の段階にとどまっていて、アダプターでカメラを接眼レンズに固定した上で手動ガイド撮影したメシエ天体は全体の半分にも満たない。ただ、しばらくはメシエ天体に拘らずに、好きなように撮影してみたい・・・・

(撮影したメシエ天体 通算107/107個 完走!!)
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by Nikon8cmtelescope | 2013-06-22 02:10 | 星雲