M31アンドロメダ銀河 2013

7月初旬の空も夜半過ぎには東の空には秋の星座が昇ってくる。沈み行くアンタレスを見送り振り返ると、アンドロメダ銀河が肉眼でも確認出来た。去年は、最長で4分を越える露光にも試み、26コマで積算露光時間で68分、1コマ平均で2分越えという手動追尾の限界まで挑戦した。さて、今年はどうしたものか・・・

それなら、今年は追尾精度を追求してみよう。ということで、赤道儀のバランスはもちろん、手動追尾しやすいように望遠鏡と体の位置関係をいろいろと調整し、短めの露光時間で撮影を始めた。追尾ハンドルの手加減が飲み込めてくると、露光時間を段階的に延ばした。対象の高度が上がるにつれて赤道儀の動きもスムーズになって、最終的は80秒まで延ばした。

しかし朝の気配の訪れは早く、薄明開始時刻を過ぎても望遠鏡にしがみつき撮影を続けたが、目標とした1時間の積算露光には届かずにthe endとなった。

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2013年7月9日 1:41 - 3:06 八ヶ岳山麓富士見高原
Nikon 8cm (f 1200mm) + Takahashi LE30 (30mm) 手動ガイドによるCanon PowerShot S95 コリメート撮影
No filter (露光時間20秒; ISO 2500) x 17コマ + (露光時間32秒; ISO 2000) x 8コマ+ (露光時間64秒; ISO 1600) x 8コマ+ (露光時間80秒; ISO 1250) x 18コマ 全51コマ積算露光時間 39分 
各露光条件でダーク減算 + Photoshop Elementsを用いてコンポジット+フラット補正+簡易星マスク+HDR処理


仕上がりは、今年の方が断然イイ。実は、露光時間を短くしても良く写ると言う確信があった。それは、ゴールデン・ウイークが終わってM8干潟星雲を撮影して以来なんとなく感じていたことなのだが、このところ確信へと変わりつつあった。その理由は、天頂プリズムにあった。

長く使ってきたMEADEの天頂プリズムの接続が緩んできてしまったので、出張で上京した際に秋葉原の望遠鏡店に寄った。店員さんは、Kasaiの高反射率プリズムを勧めてくれた。しかし、値段が通常のプリズムの3倍する。果たして値段だけの価値があるものなのか半信半疑だったが、店員さんの「だまされたと思って・・・」という一押しを信じて購入したのだった。去年の秋のことだった。

しかし、装着してみると今までのピント位置とは結構ズレていて使い勝手が違う。そこで、とにかくメシエ天体の完走を済ませるまでは封印していたのだった。それが、M8の撮影から本格的に導入したところだった。M8でオオッっ!?と思い、M106でコレは本物かも!!と感じていたのだが、梅雨に入ってしまった。そして、この梅雨明けの撮影で、その効果を確信したという次第。

よ〜し、この夏はバンバン行くゾッ!!と気合いの入る結果となった梅雨明け早々の2晩だったのだが、懸念通りそれからはスッキリ晴れない暑いだけの夏を過ごすことになってしまった・・・

追伸
画像処理をやり直し周辺部を少しトリミングした。
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by Nikon8cmtelescope | 2013-10-24 02:20 | 星雲