M33銀河 2013

8月の新月期もスッキリと晴れないまま過ぎようとする中で、遠方からのお客さんを八ヶ岳まで星見物に案内する約束を以前からしていた。当日の天気予報は微妙ではあったが、随分と前から計画していたことだったので、野辺山高原に出掛けた。

案の定、清里を過ぎて野辺山まで来た辺りでは雲間から時々星が見えるような天気だった。しかし、どうも雲は低いところにあるようなので、思い切って八ヶ岳方向に林道を走って高度を上げていった。するとどうだろう、夢から覚めたのか夢の世界に入ったのか、とにかくスッキリとした星空が広がっていた。

客人達には、天の川はもちろん、Nikon 8cmでアルビレオ、M11、M13、M27、M57、二重星団、M31・・・と星雲・星団を楽しんでもらうことができた。満足した様子の客人を宿所に送り届けると、車をとって返して再び野辺山高原を登った。幸いまだ晴れていて、東の空には昴が昇っていた

双眼鏡で確認するとM33がかなり良く見えている。透明度は意外と悪くないようだ。急いで準備を整えると、コリメート撮影を始めた。コマ数を重ねて露光時間が長くなり、次第に星雲の淡い外周部分まで写るようになると、中心をやや外していることに気が付いたが、もう調整し直す時間が残っていない。そのまま撮影を続けた。

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2013年8月11日 2:31 - 3:42 八ヶ岳山麓野辺山高原
Nikon 8cm (f 1200mm) + Takahashi LE30 (30mm) 手動ガイドによるCanon PowerShot S95 コリメート撮影
No filter (露光時間32秒; ISO 3200) x 9コマ + (露光時間40秒; ISO 3200) x 8コマ+ (露光時間50秒; ISO 3200) x 11コマ+ (露光時間64秒; ISO 3200-2500) x 12コマ+ (露光時間80秒; ISO 2500) x 5コマ 全45コマ積算露光時間 39分 
ダーク減算 + Photoshop Elementsを用いてコンポジット+フラット補正+簡易星マスク+HDR処理


案の定、銀河の腕の淡い部分が周辺減光のところにかかってしまい、フラット補正用の星消し画像の作製に難渋することになったが、昨年の画像よりは随分とよくなった様に思う。

追尾やピントが今回の方が良かっただけでなく、星雲の淡い部分もよく出ているように思う。画像処理の技術が向上したこともあるが、露光は昨年の方が長かったので、新調した天頂ミラーの効果が出ているのだろう。
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by Nikon8cmtelescope | 2013-11-04 23:05 | 星雲