NGC281星雲 2013

天候不順に祟られたこの夏。数少ない成果をアップする・・・

どうやらこの夏の八ヶ岳周辺の天気は、場所によって随分と差があるようで、GPV予報が良い方向にハズレる傾向があると深読みし、前々日の晩にカメラを忘れた悔しい気持ちまで車に積込み、野辺山高原を目指した。

先日に訪れた時よりも雲が多く、途中までは星が全く見えない。それでも、まあ行ってみるかと八ヶ岳方面に登りはじめた。そして林道の突端近くまで来たら、なんと晴れていた!透明度は先日よりも落ちるが、林の中から見上げる空には雲はない。
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2013年8月14日 23:46-23:52 八ヶ岳野辺山高原
Canon S90 ISO 3200 15sec固定撮影(オートダーク減算) x 10コマ
星に合わせてコンポジット処理+星マスクによる強調処理+簡易フラット補正+HDR処理
前景の樹影は、前景に合わせて5コマをコンポジットした画面をハメコミ合成


カシオペヤのWが高度を上げていたので、その付け根にあるNGC281に狙いを定めた。そう、前々日の晩のリベンジだ。カメラの特性からして、赤い星雲なら多少は透明度が低かろうと写るだろうと考えての選択だ。眼視では存在の確認ですら困難な対象なので、星雲周辺の星の並びを手がかりにNikon 8cmを向けた。

淡い対象なので、露光の積算が60分になるように露光時間を段階的に延ばしながらコマ数を重ねていった。幸い赤道儀のご機嫌は良くて、気持ちよく手動追尾を続けることができた。そして、雲に覆われる事もなく、予定のコマ数を撮影することが出来た。

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2013年8月14日 23:52 - 25:50 八ヶ岳山麓野辺山高原
Nikon 8cm (f 1200mm) + Takahashi LE30 (30mm) 手動ガイドによるCanon PowerShot S95 コリメート撮影
No filter (露光時間32秒; ISO 3200) x 12コマ + (露光時間40秒; ISO 3200) x 10コマ+ (露光時間50秒; ISO 3200) x 16コマ+ (露光時間64秒; ISO 3200) x 8コマ+ (露光時間80秒; ISO 3200-2500) x 8コマ+ (露光時間101秒; ISO 2500) x 4コマ+ (露光時間128秒; ISO 2000) x 2コマ 全60コマ積算露光時間 57分 
ダーク減算 + Photoshop Elementsを用いてコンポジット+フラット補正+簡易星マスク+HDR処理


ただし、この星雲に独特の波打つオーロラのような質感を出すことは出来なかった。露光時間はほぼ限界なので、空の透明度が良くなる秋の空が狙い目ということになる。
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by Nikon8cmtelescope | 2013-11-23 00:38 | 星雲