台風一過の星空

このところ、更新がすっかり滞ってしまった・・・さて、そろそろ1ヶ月前になるが、9月16日に台風18号が本州を縦断して抜けた深夜に、月明かりを承知で八ヶ岳山麓の野辺山高原まで出かけた。

台風一過で晴れ渡った夜空には、月齢12の月が煌々と輝いていた。標高1200メートルの高原なのに、空の透明度が高い分だけ何だか月がかえって眩しく見えて、星空が随分と寂しく感じられる。農道沿いの空き地に車を停めて、Nikon 8cmを据えて調整しているうちに、月はだいぶ西の空に傾きオリオン座が道向こうの木の上に姿を見せた。

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2013年9月17日 1:15-1:21 八ヶ岳野辺山高原
Canon S95 ISO 3200 15sec固定撮影(オートダーク減算) x 10コマ
星に合わせてコンポジット処理+星マスクによる強調処理+簡易フラット補正+HDR処理
前景の樹影は、前景に合わせて5コマをコンポジットした画面をハメコミ合成


沈みかけた月の明かりで手前の木々が明るく写り、冬の星座であるオリオンとの組み合わせがミスマッチで、ちょっと面白い画像になった。それにしても、この方向は関東平野の街灯りが月明かりを圧倒している。

この夜は、月没が午前2時半で薄明開始が午前4時過ぎ。そこで月明かりがあるうちはLPS-V4フィルターを使用してコリメート撮影しておき、月没後にフィルターなしで撮影という流れを思い描いていた。ところが台風で雨がたっぷり降って湿った大地に放射冷却現象が加わって、望遠鏡への結露がすさまじかった。そのため、結露対策に追われて目的の天体を撮影できないまま時間だけが過ぎていった・・・
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by Nikon8cmtelescope | 2013-10-15 01:42 | 月・星のある風景