M78星雲 2013

随分と前に撮影したけど、季節的には旬の対象をアップ・・・

10月の連休は台風一過で比較的天候が安定していて久しぶりの好条件が期待できそうだったが、出張と重なってしまった。出張帰りの飛行機と列車では睡眠時間の確保に努め、戻ると大急ぎで準備を整え家を出た。まずは、GPV予報が一番良さそうだった富士北麓の育樹記念公園に向かった。月没の直前に到着したが、曇っていて星はほとんど見えない。ただ、待っていれば晴れてきそうな気配はある。しかし、近くの遊園地で何かイベントが行われているようで、レーザー光線によると思われる閃光が繰り返し空を明るく照らした。

このままだと晴れても影響は必至と思われる。そこで車を取って返して富士山の西にある朝霧高原へと向かった。途中、樹海では雨がパラつき、樹海を抜けたと思ったら霧が出た。しまったとは思ったが目的地までとりあえず向かった。すると目的地直前で霧が切れ出して、着いてみれば富士山の方向はマズマズの星空だった。ヤレヤレと安堵したものの、北半分が曇って北極星が確認できず赤道儀が組めない。北極星が現れて望遠鏡を組み上げられた時には、午前2時を既に過ぎていた。

一番空が安定していた富士山方向のM78星雲を対象に決めて撮影を始めた。しかし、オリオンをかすめるように流れている冬の銀河が次第に見えにくくなり、バックモニターで確認できるM78星雲の写りもどんどん悪くなってきた。仕方がない小休止だ。それでも、コンデジはそのままにガイド星を追っていると、午前3時を過ぎて少しずつ空が安定してきて撮影を再開することが出来た。もう獅子座の頭部と一緒に昇ってきた火星が随分と高くなっているが、火星とランデブーするアイソン彗星は諦めてM78を薄明過ぎまで追いかけた。

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2013年10月13日 2:20 - 4:51 富士山麓朝霧高原
Nikon 8cm (f 1200mm) + Takahashi LE30 (30mm) 手動ガイドによるCanon PowerShot S95 コリメート撮影
No filter (露光時間40秒; ISO 3200-1600) x 21コマ + (露光時間50秒; ISO 3200-2500) x 8コマ+ (露光時間64秒; ISO 3200-1600) x 11コマ + (露光時間80秒; ISO 2000-1600) x 12コマ 全53コマ積算露光時間 49分 
オートダーク減算 + Photoshop Elementsを用いてコンポジット+フラット補正+簡易星マスク+HDR処理


M78は昨シーズンに何度も撮影し、その度に打ちのめされた対象だ。今回は、空の条件が悪かったにもかかわらず、比較的良く写ったのは天頂ミラーの違いだろう。それでも背景カブリがキツくてフラット処理でだいぶ削ってしまった。できれば冬の澄んだ空で、再挑戦しておきたいと思うが・・・

追伸
画像処理をし直したのでアップした。
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by Nikon8cmtelescope | 2013-12-16 00:39 | 星雲