M45スバル星団 2013

11月に入って、グンと冷え込む日が増えてきた。この日は、夕方になって急速に天候が回復に向かい夜遅くには快晴の天気予報だった。夕方から仕事の会合があって、会合の後には参加者で食事会が行われた。みんながワインを楽しむ横で、素晴らしい星空を逃すまいとウーロン茶で我慢する。ワインの力で話は盛り上がり、会は底なし沼のようだ。アルコール抜きで会の雰囲気を壊す事のないように、一緒になって底なし沼にはまり込んだ。

会が引けて家に戻ると、当然ながら日付は変わっている。しかし、底なし沼のテンションのままで、車に機材を積み込んで富士山麓を目指した。平日の晩なので誰もいないだろうと思って辿り着いた観望地には、ビックリするぐらいたくさんの同好の志が結集していた。一番隅っこに陣取ると、一声「今晩は!!」と周囲に声をかけてセットアップした。

そろそろ、ラブジョイ彗星が気になる時間帯になっていたが、南中を過ぎて天高く鎮座するスバルにNikon 8cmを向けた。淡いガス星雲を写し取るには長い露光時間が必要なのは去年の撮影でわかっているが、新調した天頂ミラーの上乗せ効果に期待して堅実に1分露光からスタートした。そこから段階的に露光時間を延ばして、最終的にはバッテリーが尽きるまで積算露光で1時間を目安に考えた。

ところが、結果的にはオートダーク減算処理に同じだけ時間がかかるのと冷え込みのせいで、考えていたよりも早くバッテリーが尽きてしまった。そうなると、ついつい画像処理で持ち上げて淡いガス星雲を浮かび上がらせたくなるが、空の透明感が失われてしまわないように仕上げはやや控えめにしてみた。
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2013年11月8日 1:48 - 3:42 富士山麓朝霧高原
Nikon 8cm (f 1200mm) + Takahashi LE30 (30mm) 手動ガイドによるCanon PowerShot S95 コリメート撮影
No filter (露光時間64秒; ISO 2000-640) x 22コマ + (露光時間80秒; ISO 2500-1250) x 14コマ 全36コマ積算露光時間 42分 
オートダーク減算 + Photoshop Elementsを用いてコンポジット+フラット補正 + 簡易星マスク


バッテリーが早く尽きちゃったおかげ?!で、この後にアイソン彗星を写すことができた。
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by Nikon8cmtelescope | 2013-12-23 23:32 | 星団