ラブジョイ彗星

11月11日の晩に、東京への出張からの帰りの列車で惰眠を貪ると、夜半過ぎに家を出て富士山麓へ向かった。しかし、1時間もしないで雲が空を覆ってしまったので、すごすごと撤収し自宅近くまで戻ってくると晴れていた。そこで、自宅まで車で数分の距離にある市営グラウンドの駐車場に車を停めた。幸い真冬並みの冷え込みのおかげで透明度は良好。冬の大三角の中に星の存在が肉眼で確認できる程だ。双眼鏡で「しし座」の頭部をながめてみると、あっさりとラブジョイ彗星が見えた。

早速にNikon8cmを組み上げてコリメート撮影してみた。対象が明るいので、構図を決めるのには苦労しなかった。64秒露光に設定しISOを1000にして撮影してみると、背景が真っ白。思ったよりも街明かりの影響は大きい。最終的にはISOは400にして20コマ撮影した。このところ人里離れた場所で撮影するのが常であったので、すぐ近くにこそ人家はないものの、車は近くを通るし道向うのマンションには電灯の灯っている部屋がいくつか見える環境は、気分的に落ち着かなかった。赤いランプを灯してコソコソとやっていて、不審者として通報されたりでもしたら厄介だ。別に悪い事をしている訳でもないのに大急ぎで撤収した。

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2013年11月12日 3:49 - 4:31 甲府盆地
Nikon 8cm (f 1200mm) + Takahashi LE30 (30mm) 手動ガイドによるCanon PowerShot S95 コリメート撮影
No filter (露光時間64秒; ISO 400) x 20コマ  全20コマ積算露光時間 21分 
オートダーク減算 + Photoshop Elementsを用いて彗星に合わせてコンポジット+中心部90%をトリミング


鹿に脅かされようが、居るかも知れないクマの存在に怯えようが、やはり天体写真の撮影は人里離れた場所がイイ。
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by Nikon8cmtelescope | 2013-11-16 00:21 | 彗星