ラブジョイ彗星 2

11月23日の未明はアイソン彗星に先立ってピント合わせもかねてラブジョイ彗星を撮影した。コル・カロリの周辺を双眼鏡で流すと、すぐに彗星が確認できた。どうやら双眼鏡でもうっすらと尾が見えているようだ。

Nikon 8cmに導いてみると、確かに尾が見えているので構図も決めやすい。試写をしながらISOの変化による背景の写り具合やフォーカスを確認して、本命のアイソン彗星を撮影するイメージ作りをした。せっかくなので1分露光で10コマちょっと撮影し、午前5時前にアイソン彗星に備えて撮影を終了とした。割とキレイに写っているのを確認して、たとえアイソン彗星がうまく撮影できなくても、手ぶらでの帰宅とならないで済むと安堵した。

さて、画像処理であるが、彗星の動きに合わせて合成するコンポジット法だと恒星が線状になって、うるさい感じがする。また、月明かりの影響を減らすためフラット補正するには、星を消した画像を作る必要があるのだが、線状の星像は消すのが大変だ。そこで、姑息的ではあるが少し工夫した。

まずは、彗星の動きに合わせて比較暗合成することで恒星を消した画像を作った。次に、3コマ分を星に合わせて合成した画像を用意した。後者の彗星の位置に比較暗コンポジットした彗星を比較明合成することで、点像の星に13コマ分の画像に基づいた彗星を重ねた。これをもとにフラット補正用の画像を作製して、月明かりによる背景カブリを補正した。
b0167343_141013.jpg

2013年11月23日 4:28- 4:45 甲府盆地櫛形山山麓
Nikon 8cm (f 1200mm) + Takahashi LE30 (30mm) 手動ガイドによるCanon PowerShot S95 コリメート撮影
No filter (露光時間64秒; ISO 320) x 13コマ  全13コマ積算露光時間 14分 
ダーク減算 + Photoshop Elementsを用いて彗星に合わせて比較暗合成した13コマを星に合わせて通常合成した3コマに比較明合成+簡易フラット補正


やはり星が点像だとがスッキリした感じになる。
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by Nikon8cmtelescope | 2013-11-25 00:22 | 彗星