M97 ふくろう星雲& M108銀河 2014

昨年12月に撮影したM97&M108。

やや極軸合わせの精度が低かったため、コマあたりの露光時間を控えめにしてコマ数を稼いだのだが、なんと全てのコマが1分以内の露光になった。星像が大きく写っているのは、露光時間の不足をISO値を高くしてカバーしたためで、この夜のシーイングはマズマズだった。
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2013年12月 2:18 - 4:26 八ヶ岳山麓清里高原
Nikon 8cm (f 1200mm) + Takahashi LE30 (30mm) 手動ガイドによるCanon PowerShot S95 コリメート撮影
No filter (露光時間32秒; ISO 3200-2500) x 22コマ + (露光時間40秒; ISO 3200-2000) x 30コマ+ (露光時間50秒; ISO 3200-1250) x 32コマ   全84コマ積算露光時間 58分 
オートダーク減算 + Photoshop Elementsを用いてコンポジット+フラット補正+簡易星マスク + HDR補正


シーイングは良かった証拠に、M97ふくろう星雲に重なった3つの微光星が確認できる。前シーズンの撮影では80秒露光だったが、星雲内部の星は中心部に1つ確認できただけだった。この解像度の違いは、手動追尾の精度の向上が大きいと思うが、ピント合わせやシーイングなどの要因も関係しているのだろう。昨夏に新調した天頂ミラーの効果もあるかも知れない。

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一方、M108は小さいものの光が集中しているので、短い露光時間でも銀河内の細かい構造や色調の変化が比較的良く写っている。星像の乱れは、ガイドエラーの要素よりも接眼レンズの収差の影響によるもの。
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by Nikon8cmtelescope | 2014-03-16 02:38 | 星雲