M101回転花火銀河 2014

100年以上も昔に気象台が観測を始めて以来、最高という積雪に見舞われた当地、世間をお騒がせしております。これまでの最高記録の倍以上のMaxで114cmという積雪を、この地で経験するとは夢にも思いませんでした。雪が止んで1日半を経過しましたが、まだ陸の孤島状態が続いています。先週の40cmちょっとの積雪でも、高速道路が開通するまでに丸2日を要しましたから、3ないし4日はかかりそうです。

屋根の上に降り積もった雪が、2階のベランダの上に流れ落ちて、家が潰れるかも知れない・・・と不安になりました。15日の朝は、まずはこの雪下ろしで始まりました。14日の晩にも、ご近所と力を合わせて道路の雪かきをして疲れていたのですが、朝に寝室の窓からベランダを見たら、自分の背丈よりも高く積み重なった雪に、これは放ってはおけないと重い体に鞭打っての雪下ろしです。

一区切りがついた頃、ご近所が総出で道路の雪かきを始めましたので、小休止を入れて合流しました。前の晩に雪かきした部分でも4-50cmの積雪があります。それでもマンパワーは、すごいものですね・・・重機もないのに、お昼過ぎには道路からはあらかた雪がなくなりました。食事をとって外に出てみると、日光に照らされてアスファルトの道路はもう乾きはじめていました。

ところが、通常なら徒歩で数分の職場に向かったところ、雪が消えていたのは家の前の道路だけ、幹線道路ですら雪に埋もれています。職場の駐車場は1メートル近い雪に埋まって雪原と化し、職場の構内の木々の枝があちこちで雪の重みで折れ、自転車置き場の屋根が潰れていました。大雪なんていう表現を超えています。豪雪って表現したら、雪国の人に笑われるかしらと思ったのですが、今回の積雪は福島市(80cm)や盛岡市(81cm)は優に超えて、山形市(113cm)や秋田市(117cm)さらには新潟市(120cm)の観測史上1位の積雪に双肩するものだったそうです。

大雪、いや豪雪のお話はここまでにして、いつものコリメートの世界に戻ります・・・・


M101は文字通りのフェイスオンの銀河で、みかけの大きさがNikon 8cmに30mmの接眼レンズで狙うのにちょうど良いのだが、とにかく淡い。眼視では中心部分がぼんやりと確認できるだけで、渦巻く腕の様子は全くわからない。この12月の新月期の晩も、澄み切った冬らしい透明度に恵まれたにもかかわらず、眼視では淡い姿がかろうじて見える程度だった。

幸い、赤道儀のご機嫌は良くて極軸合わせも良好だったので、露光時間を段階的に伸ばして最終的には3分越えの露光も試みた。しかし、前の天体をやや深追い?したため撮影を始めた時間が遅かったので、まだまだというところで薄明を迎えてしまった。それでも、逆に露光時間を短くしながらコマ数を稼いでみようとしたが、間もなく背景の空が青みを帯びて写るようになってしまった。

b0167343_2334676.jpg
2013年12月新月期 3:27 - 5:30 八ヶ岳山麓清里高原
Nikon 8cm (f 1200mm) + Takahashi LE30 (30mm) 手動ガイドによるCanon PowerShot S95 コリメート撮影
No filter (露光時間64秒; ISO 2500) x 13コマ + (露光時間80秒; ISO 2000-2000) x 8コマ+(露光時間101秒; ISO 2000-1600) x 4コマ + (露光時間128秒; ISO 1600-640) x 9コマ + (露光時間161秒; ISO 1000-800) x 2コマ + (露光時間203秒; ISO 800-640) x 2コマ  全38コマ積算露光時間 64分 
オートダーク減算 + Photoshop Elementsを用いてコンポジット+フラット補正+簡易星マスク


それでも、高い透明度と3分越えのコマが効いて、銀河の腕の淡い部分まで良く写った。今までの画像とは別次元と言ってもよい写りだ。
b0167343_1555534.jpg

銀河の色調はまだまだ単調ではあるが、はじめてM101をそれらしい姿に写すことが出来た。
[PR]

by Nikon8cmtelescope | 2014-02-16 22:44 | 星雲