M67星団 2013

もう1つ、昨年の12月に撮影した散開星団をアップする。

前回アップした二重星団は北西の空に傾いてからの撮影で、撮影地の傍らにあった自動販売機の照明の影響を避けるべくISOを低く設定したために、コントラストがキツイ仕上がりになってしまった。そこで、今度は東の空から高度を上げつつあったM67を対象に選んだ。

この方向の方が、赤道儀の動きがスムーズなので、露光時間も二重星団の時より50秒露光のコマの割合を増やした。この撮影地は周囲が林なので、八ヶ岳からの季節風の影響を比較的受けにくいのだが、冬型の気圧配置となった当夜は上空の気流が不安定で星々が瞬いて見えており、時折周囲の木々の梢がヒューヒューと鳴いていた。

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2013年12月新月期 0:05 - 1:09 八ヶ岳山麓清里高原
Nikon 8cm (f 1200mm) + Takahashi LE30 (30mm) 手動ガイドによるCanon PowerShot S95 コリメート撮影
No filter (露光時間40秒; ISO 1600) x 5コマ + (露光時間50秒; ISO 1600-640) x 19コマ  全24コマ積算露光時間 19分 
オートダーク減算 + Photoshop Elementsを用いてコンポジット+フラット補正+簡易星マスク


輝星は青白色かオレンジ色だが、微光星は黄色みを帯びているように見えて面白い。気流の影響で、星団を構成する星々はやや膨化して写っているのだが、前回の撮影に比べると随分とシャープになっている。それでも眼視の方がもっと美しいと感ずる。散開星団は、お手軽な撮影対象のような気がするが、気流の影響や追尾とピントの精度が星雲よりもシビアに出やすく、意外とキレイに写すのが難しい。
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by Nikon8cmtelescope | 2014-06-14 01:18 | 星団