網状星雲 2014

天文少年の頃に憧れた天体と言えば、冬の空なら馬頭星雲。そして夏の空なら網状星雲だった。消えてなくなりそうな危うい美しさに痺れたのだった。

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2014年5月新月期 0:25 - 3:23 富士山麓朝霧高原
Nikon 8cm (f 1200mm) + Takahashi LE30 (30mm) 手動ガイドによるCanon PowerShot S95 コリメート撮影
LPS-P2 filter (露光時間64秒; ISO 3200) x 5コマ + (露光時間80秒; ISO 2500-2000) x 4コマ + (露光時間101秒; ISO 2000-1600) x 4コマ + (露光時間128秒; ISO 1600-1250) x 4コマ + No filter (露光時間64秒; ISO 2000-800) x 26コマ + (露光時間80秒; ISO 1250) x 2コマ + (露光時間101秒; ISO 1000-800) x 4コマ  全55コマ積算露光時間 70分 オートダーク減算 + Photoshop Elementsを用いてコンポジット+フラット補正+簡易星マスク+HDR補正+64秒露光14コマの恒星像を合成


一昨年の夏に初めてNIkon 8cm本体でのコリメート法で撮影に成功し、もっとキレイに写したいと切望していたのだが、昨年の夏は何度か挑戦したにもかかわらず途中で雲に阻まれるなどして、思いを遂げられずにいた。今年は夏まで待たないで、梅雨入り前の好条件に必ずや捉えてやる!!と狙っていた。

5月末の新月期に、いよいよチャンス到来とまだ東の空に低いうちからLPS-P2フィルターをつけて撮影を始めた。露光時間を64秒から段階的に増やして2分越えの露光としたところで、北西の空から雲が一気に広がってきた・・・今回もダメかと思ったのだが、15分ほどで再び晴れてくれた。高度も増してきたのでフィルターを外して撮影を再開し、薄明開始までコマ数を重ねることができた。

前回と比べると、白っぽい部分も良く写っている。構図は、前回の反省をもとにかなり吟味して決めたつもりだったが、もう少し左下に寄せた方が良かったようだ。細かい構造までかなり写っているので、周辺部が収差のために流れたようになっているのがかえって目立ってしまった。

そこで、中心部だけトリミングしてみた。
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中心部はシャープだが、やはり周辺部の収差が気になる。露光時間が長くなってコンポジットの枚数も増えると、どうしてもコマ毎のズレが蓄積されて収差が大きくなってしまう。視野全体に広がる対象はその点で難しい。
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by Nikon8cmtelescope | 2014-06-23 01:16 | 星雲