M31アンドロメダ銀河 2014

8月に入ると、東の空にペガススの四角い星の並びが、カシオペヤのW字を追いかけ並ぶように高度を上げて来る。そうなると、アンドロメダ銀河が肉眼で確認できないかと思って、目を細めたり斜に眺めたりして、ついついその光芒を探してしまう。光芒が確認できると、今年こそはキレイに撮影できるのでは・・・という期待感がムクムクと膨らんでくる。この期待感というか誤解というべきか、それが天体写真を続けている原動力であり、まことにおめでたい人種である。

そして、今年もその時がやってきた。空を天の川がゆったりと二分して流れているが、Nikon 8cmの赤道儀は東の空から天頂に昇って行く天体と相性がよろしい。もう何年も付き合っているから、そのクセが沢山の失敗の記憶とともに脳みそに刻み込まれている。そんな訳で、美しい天の川に背を向けるようにして、アンドロメダ銀河を視野に導入した。

・・っと、ここで少し悩む。焦点距離1200mmのNikon 8cmに30mmの接眼レンズを組み合わせるという縛りがあるので、アンドロメダ銀河の全貌を視野に収めることはできない。が、できることなら、格さん助さんのM32とM101とも一緒に収めたい。しかし、M101まで入れようとすると本体の銀河は中心を外れるし、何より周辺部は収差が出るのがコリメート撮影の宿命だ・・・結局はアンドロメダ銀河の明るい中心部を視野の真ん中に置くという、日の丸的な構図に今年もなってしまった。

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2014年7月新月期 0:36 - 3:22 八ヶ岳山麓八ヶ岳高原
Nikon 8cm (f 1200mm) + Takahashi LE30 (30mm) 手動ガイドによるCanon PowerShot S95 コリメート撮影
No filter (露光時間40秒; ISO 3200) x 6コマ + (露光時間64秒; ISO 2500-1600) x 31コマ + (露光時間80秒; ISO 1600-1000) x 15コマ + (露光時間101秒; ISO 1250-1000) x 7コマ  全59コマ積算露光時間 69分 オートダーク減算 + Photoshop Elementsを用いてコンポジット+フラット補正+簡易星マスク+HDR補正


空の条件がよかったので、ISOを高めに設定して撮影した。コマあたりの露光時間も、昨年の撮影に比べると長くなっている。その結果、シャープさについては昨年に劣るものの、銀河の周辺部まで明るく写り、淡い部分の色調の変化も出ているように思う。

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by Nikon8cmtelescope | 2014-08-09 00:45 | 星雲