木枯らし1号の夜

木枯らし1号の吹いた夜に八ヶ岳山麓に出かけた。冬型の気圧配置になって空の透明度は良さそうだが季節風が吹き下ろす予報だったので、もう少し風が穏やかな場所を選びたかったが、敢えて八ヶ岳山麓に出かけたのは、お目当てがあったからだった。

北東からの季節風は周囲の木々で防げるような場所にNikon 8cmを設営したので、風が強い割には鏡筒が煽られるようなことは少なかった。しかし、木々を絶えず鳴らす風の音のためだろうか、集中力が削がれて対象選びも構図もピント合わせも手動ガイドも・・・みんな中途半端になってしまった。

集中力に欠けたのには、もう1つ理由があった。遠くの林の上に姿を現すであろうカノープスを、そわそわと待っていたからだ。そろそろ南中時刻という頃合いに、果たして姿を現した。ようやくNikon 8cmでの手動ガイド撮影が軌道に乗り始めてコマ数を重ねたいところではあったのだが、中断してコンデジでカノープスを写すことにした。

ところがカメラ三脚が短いために、立つと森の上に見えているカノープスがカメラの高さだと木立に遮られてしまう。そんなこんなで、場所を移動しながら撮影しているうちに時間がどんどん過ぎていった。オリオン座と一緒に写したいところだが画角的に無理なので、端っこに着膨れした自らの姿を入れて撮影した。イメージしていた構図にはならなかったが、なんとかお目当てをコンデジに収めることはできた。
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by Nikon8cmtelescope | 2014-11-03 03:08 | 月・星のある風景