M4球状星団 2015

晴れれば空の暗い場所まで車に機材を積んで出かけ、Nikon 8cmにお目当ての天体を導いて接眼レンズにコンデジを装着すると、ミニ・ボーグでガイド星を追いかけ手動追尾でコリメート撮影する。それは今年に入っても続けている。ただし、なかなか晴れないが・・・。

撮影しただけではカッコがつかないコンデジのコリメート撮影なので、コマ数を重ねることが基本になる。この撮影作業自体は意外と楽しい。これは負け惜しみではなくて、何度も書いているが水面に浮くウキがグイッと引き込まれるのを待つ釣りと同じようなものだろうと思う。ところが、その後の画像処理が滞ってしまっている。滞っているのに、晴れれば撮影してくるので、未処理の画像が溜まるばかり。

暑いばかりでちっとも晴れないこの夏。高原の涼しい夜風に和みながら手動追尾をすれば、風光明媚な渓流で釣り糸を垂れるように命の洗濯になるのだが、盆地の底の熱帯夜で浅い眠りのために気力も萎えてくる。それでも、汚れた机を片付ければ少しは作業意欲が湧いてくるように、滞った画像処理を少し片付ければ気力がよみがえるかも知れない。まずは、日の丸構図で画像処理のたやすい対象を選ぶことにした。

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2015年3月新月期 2:29 - 4:04 八ヶ岳高原
Nikon 8cm (f 1200mm) + Takahashi LE30 (30mm) 手動ガイドによるCanon PowerShot S95 コリメート撮影
no filter (露光時間40秒; ISO 3200-1000) x 40コマ + (露光時間64秒; ISO 3200-500) x 13コマ 全53コマ積算露光時間 40分 
オート・ダーク減算 + Photoshop Elementsを用いてコンポジット+フラット補正+簡易星マスク


この夜は別にお目当ての天体があったのだが、思うような撮影ができずに諦めてしまったところだった。薄明までの残り時間から逆算すると、淡い対象を狙うのは無理なので、このM4に狙いを定めたのだった。コマあたりの露光時間をのばすよりも、短い露光時間で追尾精度を高めることを優先した。

星団周辺部の広がりをあぶり出すには露光時間が不足しているが、2年前の撮影と比較すると圧倒的にシャープな像になった。こうしてやってみると画像処理だって楽しい。晴れない間に、少しずつ進めて行こう。でもやっぱり晴れて欲しいなあ・・・。
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by Nikon8cmtelescope | 2015-08-14 22:57 | 星団