晴れた!

金環食
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見えた!



追記
職場で窓越しの観望でした。床にペタンと座り込んで、もう周囲にはおかまいなしで観望と撮影に夢中でした。上の写真は、雲のおかげでノーフィルターです。いつものPowerShot S95で、少しズーミングした上でのオートの手持ち撮影なのですが、フィルターなしが功を奏して自然な色合いになりました。
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周りでは、同僚達が携帯電話を向けての撮影に悪戦苦闘していましたので、これらの画像を見せると皆とても驚いていました!!

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こちらは、星ナビの付録についていたフィルターにPowerShot S95を押し付けた上で、同じように手持ち撮影しています。約3分間で撮影した6コマを比較明合成してみました。撮影の間隔はバラバラですが、適当に対角線上に並べてみた「なんちゃって画像」です。

晴れていたら、ずっとこちらで撮影するつもりでいました。しかし、このフィルターはちょっぴり肥大して見えるようで、雲を通したノーフィルター撮影ほどにはシャープに写りませんでした。その意味でも、結果的には「雲サマサマ」だったのでした。

観望できて大満足ですが、心残りは室内からの観望だったので気温や風の変化を体感できなかったこと・・・。
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by Nikon8cmtelescope | 2012-05-21 08:04 | 日食

もうすぐ金環食

当地は金環食が見られるハズの場所なのだが、それはあくまで太陽が見えていればの話し。
b0167343_045496.jpg今回の金環食は、3サロス周期をさかのぼると、少年時代にあと10年早く生まれていれば・・・と思った八丈島の金環食に辿り着く。その意味でも絶対に見たい!!のだが、運を天に任せて職場での観望と決め込んだ。

5月18日の晩から19日の朝にかけては、日食当日までとっておきたいような晴天だった。いつものように八ヶ岳山麓で夏の星雲星団を堪能した帰り道に、東の空に細い月が見えた。日食から逆算すれば、ちょうど月齢が28日ということになる。自宅近くまで来て農道に車を停めると、車中からコンデジで月を撮影してみた。そう言えば、2009年7月の日食の時も、2-3日前の明け方に月を眺めたっけ・・・・。

明るさを増しつつある空に溶け込みつつある糸のように細い月の姿に、金環食直前の太陽の姿を連想した。

どうか、金の輪を、この目で見る事ができますように!
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by Nikon8cmtelescope | 2012-05-20 00:58 | 日食

ありのままの2009年7月22日

朝方は雲の切れ間から日も射したが、時間とともに雲は厚くなるばかりだった。仕事のスケジュールはあらかじめ可能な限り空けておいたが、休みという訳ではないので天気と時計を気にしながら仕事をしていた。

b0167343_223077.jpg食が深まる11時過ぎになると、職場の子供達と一緒に外に出た。みんな思い思いの絵を描いた手作りの日食グラスを持っている。遮光フィルターを入手して市販の日食グラスを参考に自分がデザインしたものを、あらかじめ子供達が作り上げて絵を描いたものだ。

みんなで空を見上げるが、灰色の雲は暗さを増すばかり。いろいろな話をしながら待っていると、退屈して虫を捕まえる子供も出てきたりとにぎやかだ。こうして日食をみんなで待ったことを憶えていてくれたら、それでいいと思う。

b0167343_21435387.jpgそうこうするうちに、雲の厚さはそのままなのに空が少しずつ明るくなってきた。雲が暗く見えていたのは、実は日食の影響だったことが明るくなってきて初めてわかった。結局、食の最後まで雲間から太陽が姿を見せることはなかった。

見えなかったのは本当に残念だけれども、子供達が今日を楽しみにしてみんなで日食グラスを自作したこと、そして子供達と一緒に空を見上げることができたことなど、考えてみれば本当に貴重だ。ありのままで2009年7月22日を迎えよう、そう思っていた自分としては十分に幸せな日食だった。

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最後に、当地での日食の全行程をStellariumでシミュレーションしてみた。この日食が帰ってくる54年後には、きっと子供達が今日の事を思い出してくれることだろう。その時こそは晴れてくれるように祈りたい。
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by Nikon8cmtelescope | 2009-07-23 00:26 | 日食

帰ってくる日食(その3)

さて、今回の日食が3サロス周期を経て帰ってくるのは、2063年8月24日ということになる。次回は東北地方では皆既日食となって、当地でも食分が少し深くなり8割程度になるようだ。101歳で元気に見上げられる可能性は限りなくゼロに等しいので、実際に見たいという気持ちは湧いてこないが、Stellariumはちゃんと見せてくれる。

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こうして並べてみると、同一サロス周期同士の日食では、食分に違いはあっても確かに太陽と月の見かけの大きさが揃っていることがわかる。特に、この日食では、太陽に比して月が随分と大きい。今回の日食は皆既日食の中でも特に皆既の時間が長いそうだが、その関係が3サロス周期後の日食でも保たれていることがわかる。

一方、3年後の2012年5月21日に当地で観測可能な金環食は、振り返ってみると少年時代に「もう少し早く生まれていれば見られたのに・・・」と嘆いた1958年4月19日の八丈島での金環食が帰ってくるものだ。1958年には当地は部分日食だったことを思えば、次回は金環食として帰ってきてくれるのであるから、3年後に見る事ができれば嘆く必要はなかったことになる。ただ、更にその次に帰ってくる2066年6月は計算上104歳になる。

こうして考えると、これから出会う日食の3サロス周期後に再び巡り会うのは年齢的に事実上不可能で、まさに一期一会と言える。
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by Nikon8cmtelescope | 2009-07-16 23:33 | 日食

帰ってくる日食(その2)

3サロス周期の54年33日後に、同じ日食が帰ってくるということなので、例によって早速にStellariumで確認してみた。

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初めて見た懐かしい1978年10月2日の部分日食が帰ってくるのは、2032年11月3日で70歳という計算になる。Stellariumで前回よりも食分が少し深い部分日食がシミュレーションされた。部分日食なので世間では余り注目されないだろうけど、食分の深さは思い入れの深さとは別物だ。元気でいられたら、あの当時に一緒に見た高校時代の友人達と再び一緒に眺めてみるのもいいだろう。

木漏れ日で見た1981年7月31日の部分日食が帰ってくるのは、2035年9月2日だ。これは既にシミュレーションした皆既日食ではないか!!あの日食が皆既日食として帰ってくるのであるから、出来ることならば73歳までは生きて実際にこの目で見てみたいと思う。

サロス周期を知ったおかげで、過去と未来の日食が結ばれて、急に親しく感じられるようになった。なかなか未来の自分を具体的にイメージするのは難しいが、日食のおかげで自分の中に新しい時間の尺度が出来た。
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by Nikon8cmtelescope | 2009-07-15 19:09 | 日食

帰ってくる日食(その1)

日食はある一定の周期で起っているのではないだろうか?と前回の図を作りながら感じたので、少し調べてみた。そしたら確かにある周期で日食は起っているのだという。

「サロス周期(Saros cycle)」(http://ja.wikipedia.org/wiki/サロス周期)と呼ばれ、1サロス周期が約18年11日8時間なのだそうだ。これは月と太陽の周期の公倍数であり、両者の関係が一巡りする期間に相当するらしい。つまり、ある日食が起った18年11日後(閏年の関係で10日の場合もあり)に、同じような日食が起るということだそうだ。

しかし8時間という半端があるので、1サロス周期後の日食は、地球の自転の8時間分に相当する約120度西にズレて起ることになるらしい。今回の2009年7月22日の皆既日食から1サロス周期逆算すると1991年7月11日になるが、確かにメキシコで皆既日食が起っている。

1サロス周期だと8時間が半端であるが、3サロス周期の54年33日後には、ほぼ同じ場所で同じような日食が起る計算になる。ということで、前回の図で3サロス周期に該当する日食を確認してみた。矢印で示した日食が3サロス周期に当たる。

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すると出てくる出てくる、200年余りに国内で起る合計25回の皆既食・金環食の中に、7組の3サロス周期日食が含まれていた。そして、3サロス周期の日食は、確かに金環食は金環食に、皆既食は皆既食にと、同様のパターンを示している事もわかる。

特に1987年9月の沖縄での金環食は、2041年10月の本州での金環食と2095年11月の関西での金環食として帰ってきて、3回連続して国内で観測される。北海道で観測される日食には3サロス周期日食がなかったが、おそらく3サロス周期前後で起る場所が国外に外れてしまうのだろう。

天気の関係で1ヵ月以上も望遠鏡が出せていないが、そのぶんの時間で少し調べてみたところ、思ってもみなかった知識を得た。しかし、このサロス周期の存在は、すでに紀元前のギリシャで知られていたというから驚きだ。自分の日食に関する知識は、これでようやく紀元前並み?ということになる。
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by Nikon8cmtelescope | 2009-07-13 00:04 | 日食

谷間の世代

日本から見られる皆既日食や金環食が、ここ数十年は比較的少なく、しかも起る日食は北海道や太平洋上の島に限られている印象を受けたので少し調べてみた。

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前後約100年の国内の皆既日食や金環食について、10年ごとの回数を図の上段に、地域ごとの回数を図の下段に示した。すると、確かに比較的短い期間に、しかも決まった場所に集中して起る傾向があることがわかる。

1800年代後半のピークから約40年後の1930-60年頃に大きなピークがあり、自分が生まれた1960年代以降は散発的に起るのみで、次のピークは2030-40年頃まで待たねばならない。そして2060-90年にかけては実に6回の日食が集中して起る。

日食が観測される場所についてみてみると、1800年代後半は北海道と東北地方が多く、1900年代は北海道と太平洋上の島で比較的多く観測される傾向にある。一方、2000年代の日食は、北海道が減って本州の南半部で観測される機会が増えてくる傾向にあるようだ。

こうした傾向が天文学的に意味のあるものなのか、それとも単なる偶然なのかはわからないが、どうやら自分は皆既日食や金環食については「谷間」に生きているようだ。
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by Nikon8cmtelescope | 2009-07-11 01:48 | 日食

Stellariumで再現する日食(その2)

相変わらず雲が空を覆い、最後に望遠鏡を出してから1ヵ月が経った。もうこうなったら、日食までに梅雨が明けることを祈ろうと思う。

ということで、今度は将来の日食をStellarium上でシミュレーションしてみた。

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まずは、来たるべき2009年7月22日の日食である。当地だと皆既には程遠いが、見る事が出来れば自分が体験した日食の中ではもちろん最大の食分になる。

そして次は3年後の2012年5月21日の日食だ。こちらは当地でも見事な金環食が見られる事がわかる。これは今から楽しみだ。

次に国内で皆既食・金環食が観測できるまでには随分と間隔があって、なんと2030年6月1日まで待たねばならないそうだ。北海道で金環食が観測されるそうだが、当地の食分は今回と同じぐらいだ。

最後は2035年9月2日の日食だ。当地は皆既帯から西側に100kmほど離れているので、厳密には皆既日食ではないが、限りなくそれに近いことがわかる。出来る事ならこの目で見てみたいが、73歳という計算になる。とりあえずは疑似体験させてくれたStellariumに感謝しよう。
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by Nikon8cmtelescope | 2009-07-08 01:25 | 日食

Stellariumで再現する日食(その1)

1981年7月31日の部分日食が見事に再現されたため、他の過去の日食もStellarium上でシミュレーションしてみたが、どれもちゃんと再現された。

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まずは、生まれる4年前の1958年4月18日の日食だ。八丈島では金環食が観測されたが当地でも食分は8割程度と深く、今回の日食とほぼ同じぐらいだろうか。

次は、生まれた翌年の1963年7月21日の日食だ。北海道東部で日の出直後に皆既日食が観測されたが、それから大部遅れて当地で地平線上に顔を出した太陽は、ほんの僅かに欠けている程度だったことがわかる。もう少し早く生まれていれば見られたのに、と嘆く必要はなかったようだ。

高校生の時に見た1978年10月2日の部分日食は、食分は随分と浅いが、初めて見た日食ということで印象はすごく深いのが面白い。

そして最後は厚い雲に覆われて十分に見えなかった2002年6月10日の部分日食だ。サッカー日韓W杯の最中だったためか、日食を見ようという気分が盛り上がらず、天気が悪くてホッとした覚えがある。
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by Nikon8cmtelescope | 2009-07-04 23:48 | 日食