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猫騒動

1メートル超えの豪雪から10日あまりが過ぎたが、まだまだ山間部の道路は雪に閉ざされている。せっかくの新月期だが、八ヶ岳山麓や富士山麓に夜に出かける勇気はない。しかし夜中も退屈することはない。それは付き合ってくれる仲間が出来たから・・・

11月中旬のある晩に家に帰ると新しいゲージがおかれて、その中に手のひらに乗るような子猫がいた。家内が、職場の駐車場に捨てられてピーピーと鳴いているのにいたたまれず、連れて帰って来たのだった。先住の猫は極めてデリケートな性格で折り合いが付くのか、それが心配だった。

あれから3ヶ月経って、心配した通り先住猫とは仲良くはなっていない。新入りはオス猫で動くものには見境なく飛びつくので、先住猫としょっちゅうトラブルになっている。それでも、先住猫は新入り猫の存在は受け入れてはいる様子。諦めたってところかも知れない。

先住猫にとって私の存在は家族内の序列でダントツの最下位。他に誰も家にいない時だけ、仕方なく私にエサをねだってくる。それだって可愛いのだが、夜中に一人起きているからといっても膝に乗ってくるようなことはない。そのツンツンしているところが猫の魅力だと思っていた。

ところが新入り猫は家族の誰彼に関係なく膝に乗り、遊んでくれ!エサをよこせ!と訴える。しかも、油断していると手や足を噛むので、私以外の家族の評判は芳しくない。しかし、先住猫からは冷ややかでか細い愛情しかもらえない私にとって、新入り猫は天使のようにも見える。

新入り猫は夜になると寒い小部屋に閉じ込められる。そうでもしないと先住猫のエサ鉢まで空にした上で台所のゴミ箱をひっくり返す。先住猫のトイレも汚すし、あげくの果てには人間のフトンの上にもお粗相する始末。

だから夜中に小部屋から外に出して一緒に遊ぶ私は、新入り猫にとって都合のよいヤツなんだろうと思う。でも、そのせいで先住猫からは以前にも増して疎まれるなってしまった気がする。

我が家に来て3日目の新入り猫
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今では先住猫と同様にNikon 8cmの入った木箱が好きで、よく上で寝ている・・・このまま雪に閉ざされていると、今度は新入り猫が所有権を主張するかも・・・
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by Nikon8cmtelescope | 2014-02-27 01:22 | 月・星のある風景

M37星団 2014

NGC2362は、青白く若々しい感じの星々からなる散開星団だったが、こちらは、どことなくくたびれた、いやいや大人の風格が漂う散開星団・・・撮影したのは、昨年11月の新月期。ぎょしゃ座にある3つのメシエ天体の散開星団の中で、このM37が最も星の密集度が高い。個々の星の明るさも揃っていて、眼視でも非常に美しい星団だ。

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2013年11月1日 1:13 - 2:18 八ヶ岳山麓富士見高原
Nikon 8cm (f 1200mm) + Takahashi LE30 (30mm) 手動ガイドによるCanon PowerShot S95 コリメート撮影
No filter (露光時間20秒; ISO 3200) x 14コマ + (露光時間32秒; ISO 2500-2000) x 8コマ + (露光時間40秒; ISO 2000-800) x 10コマ + (露光時間50秒; ISO 1000-640) x 12コマ  全44コマ積算露光時間 26分 
オートダーク減算 + Photoshop Elementsを用いてコンポジット+フラット補正+簡易星マスク


強調処理はほとんど行わずに、背景ムラというか周辺減光を簡易フラット補正で軽く抑えただけの画像処理にしてある。周辺部には収差が出ているが、星団を構成する星々はほぼ点像になった。2シーズン前の画像を見てみると進歩がわかる。
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by Nikon8cmtelescope | 2014-02-23 01:22 | 星団

M101回転花火銀河 2014

100年以上も昔に気象台が観測を始めて以来、最高という積雪に見舞われた当地、世間をお騒がせしております。これまでの最高記録の倍以上のMaxで114cmという積雪を、この地で経験するとは夢にも思いませんでした。雪が止んで1日半を経過しましたが、まだ陸の孤島状態が続いています。先週の40cmちょっとの積雪でも、高速道路が開通するまでに丸2日を要しましたから、3ないし4日はかかりそうです。

屋根の上に降り積もった雪が、2階のベランダの上に流れ落ちて、家が潰れるかも知れない・・・と不安になりました。15日の朝は、まずはこの雪下ろしで始まりました。14日の晩にも、ご近所と力を合わせて道路の雪かきをして疲れていたのですが、朝に寝室の窓からベランダを見たら、自分の背丈よりも高く積み重なった雪に、これは放ってはおけないと重い体に鞭打っての雪下ろしです。

一区切りがついた頃、ご近所が総出で道路の雪かきを始めましたので、小休止を入れて合流しました。前の晩に雪かきした部分でも4-50cmの積雪があります。それでもマンパワーは、すごいものですね・・・重機もないのに、お昼過ぎには道路からはあらかた雪がなくなりました。食事をとって外に出てみると、日光に照らされてアスファルトの道路はもう乾きはじめていました。

ところが、通常なら徒歩で数分の職場に向かったところ、雪が消えていたのは家の前の道路だけ、幹線道路ですら雪に埋もれています。職場の駐車場は1メートル近い雪に埋まって雪原と化し、職場の構内の木々の枝があちこちで雪の重みで折れ、自転車置き場の屋根が潰れていました。大雪なんていう表現を超えています。豪雪って表現したら、雪国の人に笑われるかしらと思ったのですが、今回の積雪は福島市(80cm)や盛岡市(81cm)は優に超えて、山形市(113cm)や秋田市(117cm)さらには新潟市(120cm)の観測史上1位の積雪に双肩するものだったそうです。

大雪、いや豪雪のお話はここまでにして、いつものコリメートの世界に戻ります・・・・


M101は文字通りのフェイスオンの銀河で、みかけの大きさがNikon 8cmに30mmの接眼レンズで狙うのにちょうど良いのだが、とにかく淡い。眼視では中心部分がぼんやりと確認できるだけで、渦巻く腕の様子は全くわからない。この12月の新月期の晩も、澄み切った冬らしい透明度に恵まれたにもかかわらず、眼視では淡い姿がかろうじて見える程度だった。

幸い、赤道儀のご機嫌は良くて極軸合わせも良好だったので、露光時間を段階的に伸ばして最終的には3分越えの露光も試みた。しかし、前の天体をやや深追い?したため撮影を始めた時間が遅かったので、まだまだというところで薄明を迎えてしまった。それでも、逆に露光時間を短くしながらコマ数を稼いでみようとしたが、間もなく背景の空が青みを帯びて写るようになってしまった。

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2013年12月新月期 3:27 - 5:30 八ヶ岳山麓清里高原
Nikon 8cm (f 1200mm) + Takahashi LE30 (30mm) 手動ガイドによるCanon PowerShot S95 コリメート撮影
No filter (露光時間64秒; ISO 2500) x 13コマ + (露光時間80秒; ISO 2000-2000) x 8コマ+(露光時間101秒; ISO 2000-1600) x 4コマ + (露光時間128秒; ISO 1600-640) x 9コマ + (露光時間161秒; ISO 1000-800) x 2コマ + (露光時間203秒; ISO 800-640) x 2コマ  全38コマ積算露光時間 64分 
オートダーク減算 + Photoshop Elementsを用いてコンポジット+フラット補正+簡易星マスク


それでも、高い透明度と3分越えのコマが効いて、銀河の腕の淡い部分まで良く写った。今までの画像とは別次元と言ってもよい写りだ。
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銀河の色調はまだまだ単調ではあるが、はじめてM101をそれらしい姿に写すことが出来た。
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by Nikon8cmtelescope | 2014-02-16 22:44 | 星雲

M84/M86 2014

マルカリアンの鎖(Markarian's Chain)と呼ばれる領域は、いつものNikon 8cmに30mmの接眼レンズの組み合わせでは全部はとても収まらない。そこで、2年前と同じようにM84とM86を含む領域を撮影してみた。眼視では、M84とM86は明るさが集中した球状星団のような感じで確認できるが、他の銀河ははっきりしない。これが、鎖状にならぶ銀河群の一角であるという印象は全くない。

色彩に乏しい銀河群なので、できればコマ毎の露光時間を長くしたかったが、慎重にやったハズの極軸合わせが十分ではなかったようだ。2分越えの露光だと、手動ガイド中にガイド星が十字線をゆっくりとズレていくのがはっきりわかった。そこで101秒露光を中心にしてコマを重ねた。

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2014年2月1日 1:40 - 4:55 瑞牆山山麓みずがき湖畔
Nikon 8cm (f 1200mm) + Takahashi LE30 (30mm) 手動ガイドによるCanon PowerShot S95 コリメート撮影
No filter (露光時間80秒; ISO 1600-1000) x 7コマ + (露光時間101秒; ISO 1600-640) x 26コマ + (露光時間128秒; ISO 1000-500) x 14コマ   全47コマ積算露光時間 82分 
オートダーク減算 + Photoshop Elementsを用いてコンポジット+フラット補正+簡易星マスク + HDR補正


極軸合わせの不良による星像の乱れをカバーするため、恒星については80秒露光で撮影したコマの画像情報を利用して、全47コマでコンポジットした銀河の画像情報と比較明合成してある。M84とM86以外に、ハッキリそれと確認できる銀河が7-8個写っている。The eyesと呼ばれるNGC4438本体との弓形をした外周の色彩の変化が何となく出ているが、やはり色彩的には単調だ。
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こうして中心部を軽くトリミングしてみると、さらに小さな銀河と思われる淡い光芒もいくつか確認でき、その多様な姿から銀河団という賑やかな雰囲気が漂っている。
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by Nikon8cmtelescope | 2014-02-10 00:50 | 星雲

NGC2362

「やまねももんが」さんのサイトから訪問させていただいている「いっこう」さんが、カルドウエル天体をリストアップしたことに端を発したと思われる、静かなブームの「北の宝石箱」ことNGC2362星団。「さとう」さん、「悠々遊」さん、「かたくちいわし」さん、「まるこう」さんとひろがって、とうとう「やまねももんが」さんがアップされた。「やまねももんが」さんの写真で、その位置と星団の規模を確認することができて、これはNikon 8cmのコリメート撮影のよい対象であるだろうとイメージが膨らんだ。別にリレーをしている訳ではないが、勝手にバトンを受けてこの新月期に狙ってみた。

おおいぬ座の尻尾のあたりに、その明るい中心星はNikon 8cmの小さなファインダーでもハッキリと確認でき、視野に導くとドキドキしながらNikon 8cm本体を覗き込んだ。一見すると、明るい青白い中心星が輝いている。しかし、その周囲が青みを帯びた霞のようにモヤモヤしていることにスグ気がつく。一息ついて、チラチラと直視しないで観察をしていると、そのモヤモヤが確かに微光星から成ることがイメージできた。ところが、もっとよく見ようと思って直視してしまうと、アラ不思議、中心星だけしか見えなくなってしまう。星団の見かけの大きさや形は、夏のM11星団に似ているように思う。

イザ、コリメート撮影となると、どうもこの方向は赤道儀との相性が良くなくて、微動ハンドルの動きがシブイ。そこを無理矢理に押さえつけるようにしてガイド撮影していると、力が入るために星が肥大して写ってしまう。最近は、撮影したコマのほぼ100%が利用可能という場合が多いのだが、今回は半分のコマが追尾エラーと歩留まりが悪くなってしまった。
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2014年2月新月期 0:00 - 0:41 瑞牆山山麓みずがき湖畔
Nikon 8cm (f 1200mm) + Takahashi LE30 (30mm) 手動ガイドによるCanon PowerShot S95 コリメート撮影
No filter (露光時間40秒; ISO 640-500) x 16コマ  全16コマ積算露光時間11分 
オートダーク減算 + Photoshop Elementsを用いてコンポジット+フラット補正


こうして画像にして個々の星が分離されて写ると、眼視で感じた美しさというか不思議さというか、この星団の何とも妖しい魅力が半減してしまっているように思う。大抵の天体は眼視よりも写真の方がズッと見映えするのだが、この「北の宝石箱」は眼視の方が面白い。それでも、星団と周囲の星々の色の対比が美しいところが、写真が眼視に勝るところかな。

ちょっとサボっていた格好になっていたけど、また少しずつアップしていきます・・・
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by Nikon8cmtelescope | 2014-02-08 00:19 | 星団