夏の銀河4景

昨年の4月から5月にかけて、ミニ・ボーグのコリメートで天の川中心部の有名どころを撮影したのだが、思うように画像処理ができなくてそのままになっていた。まあ、放っておいてどうにかなるものでもないので、お蔵入りにするぐらいなら一山まとめてアップすることにした。

「へびつかい座のS字」
とにかくコントラストが弱く全体的にベッタとした質感の画像で、S字がなんとか確認できる程度だったが、S字の部分だけコントラストを高めて無理矢理浮かび上がらせた。最初は、コンデジのバックモニターでs字が確認できず、構図を定めるまでに相当苦労したことを覚えている。確かコマあたり1分程度の露光で撮影した20コマをコンポジットしてある。
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「バンビ付近」
どうしてこういう構図にしてしまったのか謎の画像。もっとバンビを中心付近に持ってくればM17もスッキリ写ったろうに・・・。1-2分の露光で撮影した22コマをコンポジットしてある。
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「アンタレス付近」
この晩は、非常に透明度が高くかなり期待して撮影に臨んだ。気合いを入れて5分前後の露光時間を試みたが、バックモニターの画像にガッカリして、9コマで止めてしまった。アンタレスには赤い不思議なゴーストが出ているのに、肝心な赤い星雲がほとんど写っておらず、期待したカラフルな色彩にはならなかった。露光時間を長くしたので、フラット補正が難しく色調も変で、まさにお手上げ。あの素晴らしい条件でココまでの写りということで、今シーズンはもう狙ってみる気持ちになれない。
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「M8とM20」
S字と同一夜に撮影した。1分から1分半程度の露光で撮影した24コマをコンポジットした。この4景の中では一番見映えがする。
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by Nikon8cmtelescope | 2014-05-31 02:07 | ミニ・ボーグの世界

Nikon 8cmアーカイブス(10)

このシリーズは、晩夏から初冬の星雲。
色彩が賑やかだ。
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(以下をクリックすると、掲載された記事に飛びます)
M31アンドロメダ銀河
M33銀河
NGC281星雲
IC1318星雲
馬頭星雲
らせん星雲NGC7293
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by Nikon8cmtelescope | 2014-05-26 00:46 | アーカイブス

M35星団 2013

M1カニ星雲に続いて、昨年秋に撮影した画像をアップする。

M35は、Nikon 8cmの眼視ではなかなか見応えがあるのだが、コリメート撮影するとやや散漫な印象になる。そして同一視野内入ってくるNGC2158は、眼視では存在が何とか確認できるかどうかだが、こうして画像になると楚々としてM35よりある意味で強い印象を受ける。

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2013年11月新月期 2:13 - 3:15 八ヶ岳山麓富士見高原
Nikon 8cm (f 1200mm) + Takahashi LE30 (30mm) 手動ガイドによるCanon PowerShot S95 コリメート撮影
No filter (露光時間32秒; ISO 2000-1250) x 17コマ + (露光時間40秒; ISO 2000-1000) x 16コマ+(露光時間64秒; ISO 1600-800) x 6コマ  全39コマ積算露光時間 26分 
オートダーク減算 + Photoshop Elementsを用いてコンポジット+フラット補正+簡易星マスク


今回はピント合わせや追尾精度が良かったため、以前に撮影した画像よりもはるかにシャープに写っている。露光時間も散開星団としては長めに設定したせいか、M35が周辺の星々に埋もれてかけて、その分だけ印象が弱くなっている。かえって黄色みを帯びた微光星で構成されたNGS2158が存在感を放っている。
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by Nikon8cmtelescope | 2014-05-24 16:51 | 星団

M1カニ星雲 2013

なんだかバタバタしているうちに撮影してから半年が過ぎてしまったけれど、昨年の秋に撮影したM1カニ星雲をアップする・・・・

手動で追尾するのは手軽ではあるが、その精度には当然ながら限界がある。でも、あーだこーだとやっているうちに、どうも対象の天体が東の空から昇って空の中程にきたあたりから南中するまでの方向が、Nikon 8cm赤道儀のバランスが一番良さそうだとわかってきた。右手に追尾ハンドルを握ってガイド鏡を覗き込む姿勢も、この方向が楽だ。そうなると、手動ガイドでも結構安定した追尾が出来る。

意外と大切なのがガイド星の光度ということもわかってきた。明るいガイド星が良いかというとそうでもない。明るい星は見かけが大きいため、十字線の両側に光がはみ出してしまい、あまり精度が上がらない。そうかと言って、暗い星は疲れがでてくると見失ってしまう。だいたい4等星あたりが良さそうだ。対象の天体のスグ近くにちょうど4等星があると好都合だが、なかなかそうもいかない場合もある。

さて、M1カニ星雲である。南中前までの方向は、赤道儀のバランスが良くて手動追尾の姿勢も楽、おまけに周囲に手頃な明るさのガイド星があって、好条件が整っている。そのため、前年の10月に南中前に撮影した折りにも、追尾の精度が当時としてはベストだった。今回は、天頂ミラーの透過性が高まったので、前回は出せなかった淡いフィラメント構造が出るかもという期待感で撮影に臨んだ。しかし、いろいろな都合で現地到着が夜半を過ぎてしまい、撮影をスタートした時には随分と空高く昇ってしまっていた。

手動追尾していると、ガイド星は気持ちよく十字線に隠れて、追尾ハンドルの動きも快調。露光時間を段階的に延ばしてコマ数を重ねるうちに対象は南中し、恐れていた通りF15と長いNikon 8cmの本体が三脚に当たってしまった。薄明まで、まだまだ時間的にも余裕があるのに残念・・・10月の新月期に狙うか、あと1時間早くスタートするべきだった・・・

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2013年11月新月期 1:11 - 3:11 八ヶ岳山麓富士見高原
Nikon 8cm (f 1200mm) + Takahashi LE30 (30mm) 手動ガイドによるCanon PowerShot S95 コリメート撮影
No filter (露光時間32秒; ISO 1600-1250) x 9コマ + (露光時間40秒; ISO 2000-640) x 12コマ+(露光時間64秒; ISO 1600-640) x 10コマ + (露光時間80秒; ISO 1250-640) x 9コマ + (露光時間101秒; ISO 640-500) x 3コマ  全43コマ積算露光時間 40分 
オートダーク減算 + Photoshop Elementsを用いてコンポジット+フラット補正+簡易星マスク+HDR処理

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総露光時間は昨年の撮影時よりも短いのだが、今回の方が写りがいいのは、やはり天頂ミラーの効果だろうか。フィラメント構造まではいかないが、前年よりも細かい構造が出ているように思う。今回の方が、ピント合わせも良かったのだろう。


よ〜し、今年の秋は積算で1時間越えの撮影で、どこまで写るか挑戦だ!!
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by Nikon8cmtelescope | 2014-05-19 01:00 | 星雲

富士五湖からの富士と天の川-番外編 3河口湖

最後は河口湖から撮影した縦構図。
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2014年4月7日 3:59-4:03富士山麓河口湖畔
Canon PowerShot S95(F 2.0) 固定撮影 
露光時間16秒( ISO 1600) x 8コマ
オート・ダーク減算 + Photoshop Elementsを用いてコンポジット+簡易星マスク+簡易フラット補正 +コンポジットした前景を切り出して合成 +HDR処理

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by Nikon8cmtelescope | 2014-05-12 01:36 | 月・星のある風景

富士五湖からの富士と天の川-番外編 2西湖

富士五湖を巡りながら撮影した富士山と天の川。湖面に星が映っていた西湖では、縦構図も撮影しておいた。

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2014年4月7日 3:06-3:12 富士山麓西湖畔
Canon PowerShot S95(F 2.0) 固定撮影 
露光時間16秒( ISO 2500) x 10コマ
オート・ダーク減算 + Photoshop Elementsを用いてコンポジット+簡易星マスク+簡易フラット補正 +コンポジットした前景を切り出して合成 +HDR処理


湖面に天の川も写るかと思って縦構図にしたのだが、思いきって湖面を構図の半分まで入れるぐらいにしないと、入らなかったようだ。いずれにせよ、もう少し風の弱い条件下で撮影しないと、ハッキリとは写らないだろう。
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by Nikon8cmtelescope | 2014-05-09 00:23 | 月・星のある風景