M13球状星団 2014

3月に撮影したM13をアップ!!

・・・大雪後の久しぶりの撮影から1週間。今度は慎重に極軸合わせを行い、Nikon 8cmをM13に向けた。3月も末になると春の王者アークトゥルスが天頂に輝き、そろそろ星空は夏の気配だ。

シャープな星像になるようにとISOは低めに設定し、露光時間を128秒から161秒まで延ばしてみた。露光時間を延ばすと追尾の精度が落ちるのは仕方がない。気が付くと、富士山の上に天の川が昇っていた

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2014年3月新月期 0:19 - 3:35 富士山麓朝霧高原
Nikon 8cm (f 1200mm) + Takahashi LE30 (30mm) 手動ガイドによるCanon PowerShot S95 コリメート撮影
No filter (露光時間64秒; ISO 2000-500) x 33コマ + (露光時間101秒; ISO 1000-640) x 16コマ + (露光時間128秒; ISO 1000-640) x 5コマ + (露光時間161秒; ISO 640) x 2コマ  全56コマ積算露光時間 78分 オートダーク減算 + Photoshop Elementsを用いてコンポジット+フラット補正+簡易星マスク+HDR補正+101秒露光10コマの恒星像を合成


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昨年の撮影よりも、追尾精度も良くて周辺部の微光星の存在もかなりよく写った。ただ、ISOを低く設定したのを画像処理で持ち上げたので、仕上がりがカリカリの硬い感じになってしまった。もう少しISOを高くしたコマも混ぜて撮影しておくと良かったのかも知れない。
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by Nikon8cmtelescope | 2014-09-23 16:44 | 星団

モザイク合成処理もどき

Nikon 8cmと30mm接眼レンズの組み合わせでコリメート撮影しているので、見かけが大きな対象は視野からハミ出してしまう。だから秋の王者であるM31アンドロメダ銀河は中心部分しか写せない。全体像を写すには、焦点距離の長い接眼レンズが必要になるが、30mmより焦点距離の長いレンズは基本的に2インチ・サイズであり、現在の光学系には合わない。

すっかり諦めていたところ、いつもコメントを下さるKameさんが0.5倍レデューサーレンズの使用を提案して下さり、未使用品を譲って下さった。しかし、手持ちの光学系そのままだとレデューサーレンズを装着して差し込み部分が長くなった接眼レンズは、天頂ミラーの差し込み口からハミ出してしまった。そのまま固定して空に向けてみたが残念ながら合焦せず、何か工夫が必要と判明した次第。こちらは課題として取り組みたい。

そうなると現有戦力に残された道はモザイク合成処理ということになる・・・・9月の新月期が近づいてきても不安定な天気が続くなか、北側の県境付近なら夜半過ぎに晴天の帯に入りそうな予報が出たので、少々寝不足気味ながら車に機材を積み込んで家を出た。予報から言えば長野県側まで入ったほうが確率は高そうだったが、空を見上げると予報より晴天の帯は南下している感じだ。そこで、瑞牆山山麓を目指すことにした。

みずがき湖でも十分に晴れの帯に入るはずと思っていたが、到着してみると北西方向にわずかに星が見えるだけだった。アレっ!予報より厳しいかな?と不安を感じつつも、時間とともに回復すると信じて瑞牆山の麓に向かった。目的地に着くと、ちょうど北西側半分が晴れている。盆地方面が曇っているので、街明かりが雲に遮られて見えている星空はいい感じ。他に誰もいないのは予想外だったが望遠鏡を組み上げた。

日付が変わると月が昇ってくるので、天頂にあるM31を最初からテスト撮影のつもりでNikon 8cmの鏡筒の下に潜り込むようにして導くと、32秒露光でコリメート撮影を始めた。星雲を中心にして9分割するイメージで各分画を5コマずつ撮影する算段でいた。ところが、ちょうど撮影地の上が晴天帯の境目にあたるようで、天頂方向が曇ったり晴れたりを繰り返していている。そのため、しばしば撮影の中断を余儀なくされた。

晴れ待ちの間に消耗したコンデジのバッテリーが、予定のコマを全部撮影する前に尽きてしまった。時刻は午前3時半。予定通りなら家に戻っている時間だった。少しでも早く家に戻って睡眠時間を確保したいと思い瑞牆山周辺を選んだのだが、県境を越えて八ヶ岳高原まで行っていたら雲に阻まれることなく予定のコマを撮影することができて、かえって早く帰宅できたことになる・・・。

さて画像処理であるが、Photoshop ElementsにはPhotomerge機能があるので、それを使ってモザイク合成するつもりでいた。ところが、色々と試してみたが機能しなかった。やはり、レンズ収差による歪みがネックになっているようだ。そこで6コマを使って力ずくで自力合成を試みた。コマ同士が重なる部分は収差で星像がズレてしまうため、小さな区画に分けて貼り合わせて誤摩化した。そんな画像なので、大幅に縮小してアップする。

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各分画にコンポジットした画像を使った上で、周辺減光やカブリの補正も丁寧にすれば、もう少しマシな画像に仕上がるのかも知れないが、色々と試行錯誤した面はあったにしても、このお試しモザイク合成だけで数時間を要した。予定コマ数が撮影できずに銀河の全貌を捉えることが出来ていないこともあって気合いが入らず、お試し画像処理の段階で力尽きてしまった・・・
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by Nikon8cmtelescope | 2014-09-21 17:54 | 星雲

八ヶ岳と夏の大三角 その2

来週の天気予報が出始めたが、今のところ期待薄・・・・どうして・・・・

先月の星空の続き・・・農作業に勤しむトラクターのヘッドライトの明るさに気圧されて、八ヶ岳に沈む夏の大三角を諦め撤収した。しかし、車のハンドルを握って走っていると、このまま帰宅するのが惜しくなってきた。そこで野辺山のJR鉄道最高地点の手前でハンドルを切り、八ヶ岳を眺望できる獅子岩に向かった。

到着してみると、星空は先ほどよりも少し見劣りするが八ヶ岳の全容が見渡せる。ただ惜しいことに、八ヶ岳の上に淡い筋状の雲が漂っていた。
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2014年8月21日 2:39-2:44 八ヶ岳山麓野辺山高原獅子岩
Canon PowerShot S95(F 2.0) 固定撮影 
露光時間15秒( ISO 3200) x 10コマ
オート・ダーク減算 + Photoshop Elementsを用いてコンポジット+簡易フラット補正 + コンポジットした前景を切り出して合成 +HDR処理


前の画像では、雲がアクセントになっていたと言えなくもないが、こちらでは邪魔な感じ。

下界に戻ると盆地からは星空は見えず、熱帯夜が明けようとしていた。
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by Nikon8cmtelescope | 2014-09-16 00:53 | 月・星のある風景

M3球状星団 2014

今年の夏は天候が不順で、8月は全くコリメート撮影ができなかった。思えば、2月には2回の大雪があり特に2回目の大雪は1メートルを超える記録的な積雪で、空の暗い場所へは1ヶ月以上も近づくことができなかった。

春分の日を過ぎ雪がようやく溶けて最初に撮影したのが、このM3球状星団だった。久しぶりの撮影で、極軸合わせに手間取り、ピント合わせもなかなか確信が持てずに、随分とまごついてしまった。
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2014年3月新月期 21:42 - 23:41 富士山麓朝霧高原
Nikon 8cm (f 1200mm) + Takahashi LE30 (30mm) 手動ガイドによるCanon PowerShot S95 コリメート撮影
No filter (露光時間64秒; ISO 1600-320) x 27コマ + (露光時間101秒; ISO 1000-640) x 12コマ  全39コマ積算露光時間 49分 オートダーク減算 + Photoshop Elementsを用いてコンポジット+フラット補正+簡易星マスク+HDR補正+101秒露光12コマの恒星像を合成

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星団の周辺部まで写すには露光をもう少しかける必要があったが、残念ながら極軸合わせが不十分でこれ以上に露光時間を延ばせなかった。それでも昨年よりは鮮明な画像になった。

半年近くが過ぎたが、久しぶりの撮影は楽しく心弾んだことを覚えている。
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by Nikon8cmtelescope | 2014-09-06 16:23 | 星団

八ヶ岳と夏の大三角

東の空にスバルが高度を上げた反対側の西の空には、夏の大三角が傾きつつあった。車でしばらく農道を走って八ヶ岳への眺望が開けた場所に出ると、車を停めて沈みつつある天の川にコンデジを向けて固定撮影をはじめた。

低空に雲がスジのように流れていて、北西側の遠くの空で時折音もなく光る雷に照らされていた。下界は熱帯夜なのに、高原は涼しく気温は20度を下回っている。ただし風がないので半袖でも寒さは感じられず、むしろ心地よいくらいだった。

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2014年8月21日 1:52-1:58 八ヶ岳山麓野辺山高原
Canon PowerShot S95(F 2.0) 固定撮影 
露光時間20秒( ISO 3200) x 10コマ
オート・ダーク減算 + Photoshop Elementsを用いてコンポジット+簡易フラット補正 + コンポジットした前景を切り出して合成 +HDR処理


もう少し夏の大三角が高度を下げるまで待って撮影しようと思ったが、午前2時を過ぎたら高原野菜の収穫のためだろうか、煌々とヘッドライトを灯したトラクターが目の前の農道を次々に通るようになった。

居心地が悪くなったというよりも、明るいヘッドライトに追い出されるように仕方なく撤収した。
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by Nikon8cmtelescope | 2014-09-02 00:49 | 月・星のある風景