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帰ってくる日食(その3)

さて、今回の日食が3サロス周期を経て帰ってくるのは、2063年8月24日ということになる。次回は東北地方では皆既日食となって、当地でも食分が少し深くなり8割程度になるようだ。101歳で元気に見上げられる可能性は限りなくゼロに等しいので、実際に見たいという気持ちは湧いてこないが、Stellariumはちゃんと見せてくれる。

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こうして並べてみると、同一サロス周期同士の日食では、食分に違いはあっても確かに太陽と月の見かけの大きさが揃っていることがわかる。特に、この日食では、太陽に比して月が随分と大きい。今回の日食は皆既日食の中でも特に皆既の時間が長いそうだが、その関係が3サロス周期後の日食でも保たれていることがわかる。

一方、3年後の2012年5月21日に当地で観測可能な金環食は、振り返ってみると少年時代に「もう少し早く生まれていれば見られたのに・・・」と嘆いた1958年4月19日の八丈島での金環食が帰ってくるものだ。1958年には当地は部分日食だったことを思えば、次回は金環食として帰ってきてくれるのであるから、3年後に見る事ができれば嘆く必要はなかったことになる。ただ、更にその次に帰ってくる2066年6月は計算上104歳になる。

こうして考えると、これから出会う日食の3サロス周期後に再び巡り会うのは年齢的に事実上不可能で、まさに一期一会と言える。

by Nikon8cmtelescope | 2009-07-16 23:33 | 日食