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仲秋の名月(その2)

東の空で雲の上にポッカリと顔を出した月だったが、その後は雲に出たり入ったりしながら少しずつ高度を上げて、次第にオレンジから白っぽくなっていった。

望遠鏡で追いかけるが、月が雲間に現れても月の一部に絶えず雲がかかっている。途中からは、雲に一部が隠されているのを承知で月の姿を写真に撮った。

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実際には電線や近所の屋根があってゴチャゴチャしているのだが、望遠鏡の視野の中は雲と月だけの静寂な世界だ。雲がかかっている方がかえって秋らしく、仲秋の名月の鑑賞には相応しようにも思える。

b0167343_23461019.jpg月面では、「嵐の大洋」の中でアリスタルコスがひと際輝いて見える。小さなクレーターなのに、満月前後になると目立った存在になるのが不思議だ。雲に覆われても、その存在感は際立っている。

あたりがすっかり暗くなったころには、空全体に雲が広がって月は完全に隠れてしまった。風に当たったせいだろうか、少し咳が出始めたので、お月見を打ち切って家に入った。

by Nikon8cmtelescope | 2009-10-05 00:03 |