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従兄(その1)

12月になったせいだろうか、何となく慌ただしくて望遠鏡を出したり写真を整理したりする時間が作れない。そこで久しぶりに思い出話を書こうと思う。

子どもの頃に星の世界に積極的に導いてくれたのは、1歳年上の従兄だった。同じ市内に住んでいて、お互いにタイプが違うのだが不思議とよく気が合った。

火星大接近の時は一緒に真っ赤な星を見上げたし、世間が大騒ぎしたジャコビニ流星群の時には富士山五合目まで一緒に父に連れて行ってもらっている。調べてみると、前者が1971年8月、後者が1972年10月のことなので、小学校4-5年生の頃だ。

従兄がどうして星に興味を持つようになったのかは知らない。3人兄弟で星が好きなのは真ん中の彼だけだった。その従兄が一足先に中学生になり、地元の天文同好会に入った。中学校の図書室で星の本を読んでいたら、同好会のメンバーだった先輩に声を掛けられたのだと聞いた。

by Nikon8cmtelescope | 2009-12-10 22:28 | 天文少年の頃