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春から夏の球状星団(その2-M53)

アルクトゥルスからデネボラを結ぶ線の中央辺りに「かみのけ座」のM53がある。こちらはM3と異なり、双眼鏡では星団の存在をうかがい知るのは少し難しい。ただ周囲に独特な星の並びがあるので、それを頼りにガイドスコープで望遠鏡に星団を導くのは難しくはない。

春から夏の球状星団(その2-M53)_b0167343_23364928.jpg目視では、直ぐ近くにオレンジと青白色の星が仲良く並び、それと向き合うように割と明るい光芒が見えている。しかし、星の集団であるようには見えず星雲のような印象だ。

接眼レンズは25mmで、ISOを3200に露出時間を2.5秒に設定して手持ち撮影した24コマをコンポジットしたが、周辺部も星が分離されず球状星団というより星雲のイメージで、まさに目視での印象が再現されている。

(撮影したメシエ天体 通算26/107個)

by Nikon8cmtelescope | 2010-03-04 23:38 | 星団