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アメリカン・サイズ vs ツアイス・サイズ

5月7日の晩は、「さそり座」から「いて座」の散開星団を急ぎ足でハシゴしてきたが、下弦過ぎの月が東南の空に次第に高度を上げてきて、幾分か空が明るくなってきた。そこでM22球状星団を改めてツアイス・サイズの25mm接眼レンズで撮影してみることにした。

ツアイス・サイズであっても、もちろんM22は十分に視野に収まるし迫力は感じられる。しかし、アメリカン・サイズで見た時と比べていくらか暗い印象を受ける。確かに4月24日の晩にアメリカン・サイズで眺めた時の方が、月明かりはなくて透明度の条件も良かったが、すでに薄明が始まりつつある中での観望だった。おそらく、Nikon 8cmを購入して30年以上を経る間に、天頂プリズムの反射率や接眼レンズの透光性などが改善されて、それが見え具合に反映されているのではないか。

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左側が前回のアメリカン・サイズで撮影した写真で、右側が今回のツアイス・サイズで撮影した写真だ。いずれもISOは3200に設定して、露出時間は3.2秒と2秒。コンポジットは、アメリカン・サイズでは8コマに対してツアイス・サイズでは16コマだ。画像処理の条件をどう変えても、ツアイス・サイズの写真の方がコントラストが悪いのだが、これは空の透明度の違いも影響している可能性はある。いずれにせよ、アメリカン・サイズの方が視野が一回り広いことがよく判る。

同一条件での比較ではないので確実ではないが、眼視でもコンパクト・デジカメの手持ちコリメート撮影でも、アメリカン・サイズの最新の接眼レンズの方が光学的に優れていることは間違いなさそうだ。アメリカン・サイズの接眼レンズにデジカメを手持ちで確実に正対できるような工夫をすれば、Nikon 8cm屈折望遠鏡の能力をもっと引き出した写真が撮れるようになると思う。

by Nikon8cmtelescope | 2010-07-01 00:44 | 星団