夏の球状星団(その23-M55)

5月14日の晩、「や座」のM71球状星団に続いて「こと座」のM56球状星団を眺めているうちに、「いて座」が南中してきた。そこで、望遠鏡を南斗六星の柄杓から東寄りにふってM55のあるべき辺りに向けると、望遠鏡を覗き込んだ。

視野の中に、大きなしかし淡い光芒が見える。その広がりはM22にも匹敵しようかという程だ。しかし、とにかく淡い。M22の光度が5.1等に対してM55は7.6等。この違いは星団の密集度の差だということは容易に想像される。星団の個々の星も分離されて見えているように思うのだが、なにせ淡くて目を凝らすとかえってはっきりしなくなってしまう。折悪しく薄明が始まって、視野の背景が少しずつ青みを帯びてきてしまい、それも見にくくしている要因だ。

b0167343_0464080.jpgISOは3200で露出時間を2.5秒で撮影したコマから16コマを選んでコンポジットしたが、薄明に追われるように焦って撮影したので、星団が視野の中心にないコマも多く、あまり出来映えはよろしくない。が、それでも球状星団としては見かけの径がかなり大きいことと、個々の星に分離されていることが見てとれる。

結局、5月14日の晩は7つの球状星団と1つの散開星団を巡ることができた。

(手持ち撮影したメシエ天体 通算66/107個)
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by Nikon8cmtelescope | 2010-08-03 00:50 | 星団