春の系外宇宙(その6-NGC2903銀河)
NGC2903銀河はメシエのリストには入っていないものの、長く伸びる2本の腕が見事なので、3月20日の晩に茅が岳の麓で挑戦してみた。
獅子座の鼻先にぶら下がるような位置にあって導入は容易で、ファインダーでもその存在が何とはなしに確認できた。早速にNikon 8cmを覗き込んでみると、楕円状の姿がハッキリと確認できる。これなら、割と良く写るかもしれないと期待に胸が膨らむ。
ところが、この晩は風が強くて木々の梢を吹き抜ける風がヒューヒューと音を立てている。建物を風よけにして望遠鏡を設置しておいたので、なんとか撮影は可能だったが、ガイド星が視野の中で小刻みに揺れていた。そんな条件下で、露光時間を20秒にしてISOを2000から1250に、さらに露光時間を32秒にしてISOを1600から1000に、そして露光時間を40秒にしてISOを1000から640に設定すると、全部で約80コマを撮影した。
訂正:NGC2903を「NGC2603」と記載してしまいましたので、訂正いたします。くっしーさんご免なさい。
by nikon8cmtelescope | 2012-05-05 16:31 | 星雲