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2010年 07月 21日 ( 1 )

夏の球状星団(その19-M69)

梅雨入り前の5月14日の晩に撮影した写真がまだ残っているので、もう梅雨が明けたが逆戻りする。

次のメシエ天体は、「いて座」の球状星団の1つであるM69だ。「いて座」の南斗六星の下向きの柄杓からしたたり落ちた水滴のように、M54、M70、M69と3つ並んでいる球状星団の1つで最も南にある。8.9等と球状星団としてはかなり暗いのだが、5月の澄み切った空のおかげで、高度は低いにもかかわらず望遠鏡の眼視でも小さな光芒が確認できた。

b0167343_0495824.jpg写真はISOを3200に設定し、露出時間を3.2秒に設定して手持ち撮影をした16コマをコンポジットしたものだ。これまでに20以上の球状星団を見てきたので、独特の風合いが小型望遠鏡で見る球状星団の典型的な姿だとわかる。

M69は、見栄えがしない球状星団と書かれていたりもするが、自分の目で直に眺める喜びに何ら変わりはない。いや、手持ち撮影という手法から言えば、「小さく暗くて見栄えのしない」星団の姿をちゃんと捉えられたことが、むしろ誇らしいぐらいだ。

(撮影したメシエ天体 通算62/107個)

by Nikon8cmtelescope | 2010-07-21 00:52 | 星団