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検索データを巡る分析!?

ネットの検索データが、さまざまに利用されていることは、いろいろなところで見聞きする。有名なところでは、アメリカで「インフルエンザ」というキーワードによる検索件数の動向がインフルエンザの流行状況と一致していたというデータが、かのネーチャー誌に発表されている。

・・・以下ネーチャーのサイトからの引用
初期のGoogle Flu Trends検索エンジンのデータから、毎日のインフルエンザレベルが推定されるという論文が、今週号に掲載されている(電子版2008年11月掲載済み)。この論文が紹介しているコンピューターモデルは、生の検索クエリデータを、地域ごとのリアルタイムな監視システムに変換するもので、インフルエンザの流行状況をほぼ1日遅れで正確に推定する。これは、米国疾病予防管理センターが発表している従来の報告よりも1〜2週間早い・・・

2011年だから今から3年前に、野鳥のさえずりに薄明が来たと勘違いして撤収した話をアップした。それがホトトギスの鳴き声で、決して朝の到来を告げている訳ではないことを、後日に「ホトトギスの鳴く夜」と題してアップした。面白いことに、去年も一昨年も5月になるとこの「ホトトギスの鳴く夜」にアクセスが増えていた。また、検索キーワード別のアクセス件数が調べられるようになって、「ホトトギス」「夜」「鳴き声」「夜鳴く鳥」といったキーワードでアクセスされていることがわかった。どうも、夜に鳥の声を聞いた人が検索をかけて、運悪く!!当ブログがヒットしてしまうようだ。試しに「ホトトギス」「夜」「鳴く」でGoogle検索すると確かに上位に出てきた。

そこで、今年は5月10日過ぎからの1ヶ月間、「ホトトギス」による検索件数と「ホトトギスの鳴く夜」へのアクセス件数を毎日記録しておいた。ちなみに「バードリサーチ」というサイトによると、今年のホトトギスの初鳴きは5月11日から20日にかけて西日本で確認されて次第に北上し、6月に入って北海道に渡っている。
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ホトトギスが夜鳴くことから、当地の最低気温の変化ともあわせて、アクセス件数の推移をグラフにしてみた。アクセスは5月15日ごろから増え始めて5月後半から6月初めに集中し、梅雨入りと同時に激減している。なるほど、ホトギスの初鳴きが日本列島を北上していく時期と、アクセス件数の増加時期がピッタリと重なっている。
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最低気温が15度前後になると鳴き始めて15度以上で活発になり、最低気温が20度前後になるか梅雨入りを迎えると静かになるような感じだろうか。これから何年かアクセス件数のデータをとってみようかな・・・

by Nikon8cmtelescope | 2014-06-16 02:25 | 月・星のある風景

猫騒動

1メートル超えの豪雪から10日あまりが過ぎたが、まだまだ山間部の道路は雪に閉ざされている。せっかくの新月期だが、八ヶ岳山麓や富士山麓に夜に出かける勇気はない。しかし夜中も退屈することはない。それは付き合ってくれる仲間が出来たから・・・

11月中旬のある晩に家に帰ると新しいゲージがおかれて、その中に手のひらに乗るような子猫がいた。家内が、職場の駐車場に捨てられてピーピーと鳴いているのにいたたまれず、連れて帰って来たのだった。先住の猫は極めてデリケートな性格で折り合いが付くのか、それが心配だった。

あれから3ヶ月経って、心配した通り先住猫とは仲良くはなっていない。新入りはオス猫で動くものには見境なく飛びつくので、先住猫としょっちゅうトラブルになっている。それでも、先住猫は新入り猫の存在は受け入れてはいる様子。諦めたってところかも知れない。

先住猫にとって私の存在は家族内の序列でダントツの最下位。他に誰も家にいない時だけ、仕方なく私にエサをねだってくる。それだって可愛いのだが、夜中に一人起きているからといっても膝に乗ってくるようなことはない。そのツンツンしているところが猫の魅力だと思っていた。

ところが新入り猫は家族の誰彼に関係なく膝に乗り、遊んでくれ!エサをよこせ!と訴える。しかも、油断していると手や足を噛むので、私以外の家族の評判は芳しくない。しかし、先住猫からは冷ややかでか細い愛情しかもらえない私にとって、新入り猫は天使のようにも見える。

新入り猫は夜になると寒い小部屋に閉じ込められる。そうでもしないと先住猫のエサ鉢まで空にした上で台所のゴミ箱をひっくり返す。先住猫のトイレも汚すし、あげくの果てには人間のフトンの上にもお粗相する始末。

だから夜中に小部屋から外に出して一緒に遊ぶ私は、新入り猫にとって都合のよいヤツなんだろうと思う。でも、そのせいで先住猫からは以前にも増して疎まれるなってしまった気がする。

我が家に来て3日目の新入り猫
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今では先住猫と同様にNikon 8cmの入った木箱が好きで、よく上で寝ている・・・このまま雪に閉ざされていると、今度は新入り猫が所有権を主張するかも・・・

by Nikon8cmtelescope | 2014-02-27 01:22 | 月・星のある風景

新しい天頂プリズムの実力やいかに・・・

新しく購入したKasaiのDx天頂プリズムのおかげで、写りが良くなった!!と幸せな気分でいたら、くっしーさんから直接に比較してみて!という冷静な指摘があった。ウ〜ン、ちょっぴりコワイ気もする・・・。

10月27日の晩は下弦の月で、日付が変わる頃には月が昇ってきた。この夜の富士見高原の空は透明度が高くて、しばらく粘って撮影していたが、東側の山の上に月が顔を出すと、さすがに諦めた。さて撤収と思ったのだが、くっしーさんの宿題を思い出した。月明かりはあるが、やってみよう。

M31アンドロメダ銀河にNikon 8cmを向けると、いつもの通りCanon PowerShot S95で新旧の天頂プリズムを使ってコリメート撮影してみた。ISOは1000に固定して、露光時間を20秒、32秒、40秒、50秒にして、それぞれ手動ガイドの1枚撮りを並べてみた。
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20秒露光でアンダー気味だと、新しい天頂プリズムの方が明るく写っているのがわかる。50秒露光だと、月明かりの影響かISOが1000でも背景が露光オーバー気味になって、画像の明るさには余り差がないように見える。しかし、新しいプリズムの方が銀河の色が良く出ているし暗黒帯のコントラストもスッキリしているようだ。

オリオン座のすぐ東側には月が明るく輝いているが、双眼鏡でM42オリオン星雲を試しに覗いてみると結構スッキリと見えている。そこで、同じようにコリメート撮影して比較してみた。
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20秒露光で比較すると、新しいプリズムの方が周辺の淡い部分が良く写っているし、新しいプリズムの32秒露光が旧プリズムの40秒露光と同じぐらいの写りに見える。アップした小さな画像ではハッキリしないが、50秒露光を比較するとM42とM43の間の暗黒帯のコントラストが新しいプリズムの方がシャープに出ている。

だいたい露光時間なら2割増し、ISOだと一段階落としたシャープさが得らる効果が確認されて、なんだかホッとした。

追記:私の完全に認識不足でした。今回新たに使用している「天頂プリズム」は「プリズム」ではなくて「ミラー」でした。最初は、なぜみなさんが「ペンタプリズム」のことだと思われるのか、さっぱり理解できませんでした・・・。「Dx天頂ミラー99%」を使用しています!

by Nikon8cmtelescope | 2013-10-30 00:27 | 手持ち撮影にこだわる訳

Slow and Steady 2013

日中の猛暑の影響か、夜はドンヨリと曇るという天気が繰り返された8月も、さすがに月末には秋を思わせる涼しい日もあって、9月の新月期を期待して過ごしていました。ところが、案の定というか、どうもスッキリしません・・・。仕事の予定を空けておいた週末は、遠い台風の影響もあって星空は期待薄。そうなると・・・今年も山に登ってきました。

目指したのは八ヶ岳連峰の一角、三ツ頭(標高2580メートル)です。数年前の天文雑誌に、この三ツ頭から撮影した星景写真が入選していて見た憶えがあります。麓の駐車場からピークまで、標高差が1000メートルちょっと。往復の全行程は約10キロです。昨年に無謀にも挑戦した鳳凰三山の一角、薬師岳までの行程と比べると、標高差は三分の二強で距離は半分ちょっとですから、体力的には余裕があるハズです。

天体写真の撮影のために通い慣れた道を、いつもなら帰ってくる時間に逆向きに辿って天女山の駐車場に到着したのは午前6時。天気予報が良い方に外れて上天気ですが、台風の影響を懸念された人が多かったのでしょうか、週末と言うのに駐車場はガラガラに空いていました。スタート地点の標高は1530メートルです。

30分程登ると見晴らしが開けて目指す三ツ頭が前方に見えてきました。風がやや強いですが、台風が運んできた蒸し暑さを相殺してくれて爽やかです。やがて傾斜が増してくると、今年もSlow and steady・・・とつぶやきながら、少しずつ高度を稼いで行きました。
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登り始めから2時間ちょっとで前三ツ頭(標高2364メートル)のピークに出ました。前方には、三ツ頭のピークへと至るコースが一望できます。ここまで来ると空の青さが深みを増す感じがします。晴れた夜は、どんな星空が見られるのだろうかと、ついつい考えてしまいます。
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前三ツ頭からしばらく登って振り返ると、辿って来た尾根筋の向こうに遠く富士山が見えます。この富士山が見えるかどうかで、山登りの充実感がヒト桁違ってくるように思います。そう、富士山は登る山というよりは眺める山だと言っても過言ではありません。ですから、三保の松原が世界歴史遺産の重要なパーツであることを全面的に支持したくなりますし、その結論を出した世界の良識ある人々に感謝したくなります。
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30分もしないで、最終目的地の三ツ頭のピークに着きました。西側には、秋年秋に登頂した編笠山(2524メートル)と西岳(2398メートル)の穏やかな山容が望めます。ちなみに西岳へは、天体写真撮影のホームグラウンドである富士見高原が登山口になります。編笠山の向こう左側には、冬の間のライトアップが悩みの種のスキー場と、温泉日和さんのホームグラウンドの入笠山(1955メートル)も見えています。山頂でのんびりすると下山して昼過ぎに駐車場に戻ってきました。
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さて、ここからは山道で見かけた星雲・星団!?の姿をアップします。

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このアザミどうでしょうか?球状星団に見えてきませんか?M13を彷彿とさせると思った私は、星空への禁断症状が出ているのでしょうか?花が非常に大きくて、ヤツタカネアザミという八ヶ岳の固有種らしいです。

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こちらは、もっと大きな花で、ω星団のイメージと重なりました。

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この地味だけれど整った姿はいかがでしょうか?散開星団の中でもM11M46をイメージしてしまいました。セリの類いだと思いますが、名前はわかりません・・・

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代表的な高山植物のマツムシソウですが、これにはM83M101さらにM33の姿を連想させられます。

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色は全然違いますが、この群れた花の様を見た瞬間にスバル星団を想いました。こちらも名前がわかりません・・・

どうか、天候が安定して本物の星雲・星団を堪能出来るようにと祈りつつ、猛暑の下界に戻ってきました。

by Nikon8cmtelescope | 2013-09-01 16:02 | 月・星のある風景

極軸合わせ覚え書き

Nikon 8cmの赤道儀は緯度が35度に固定(40度に固定された製品もあったらしい)されていて、水準器の位置を見ながら三脚の開き具合で調整するという、シンプルかつ原始的な構造になっている。

以前は大雑把に望遠鏡が北極星に向くように設置していたのだが、手動追尾によるコリメート撮影の露光時間を延ばすようになると、それでは20-30秒も追尾すると星がズレてくるので、もう少し精度の高い極軸合わせが要求されるようになった。

そこで星図を参考にして、北極星と小熊座の小柄杓の位置関係から、真の北極の方向を意識して望遠鏡の向きを調整するようになったのだが、それでも1分を超える追尾だと星がズレてくる。緯度に関しては、観望地の北緯にあわせて水準器の目盛りで適当に調整していたのであるが、実は水準器の目盛りと経度がどういう関係になっているのか知らないままやっていた。

以前にホームセンターで傾斜度を測定する簡単な器具を見つけた。あまり精度の高い測定器ではないが目安にはなりそうだと購入してあったのだが、なかなか時間がなくて放置してあった。しかし、山中教授のノーベル賞受賞のニュースでいくらか気持ちが高揚したのか、ふと思いついて家族が寝静まった夜中に居間に望遠鏡を出し測定してみた。

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赤道儀に固定されている水準器の目盛りの中心に泡が来るように調整して、器具をあてて傾斜を測定してみると、あらビックリ。35°になるハズが35°5'と出た。測定器が正確なら、ホームグランドの八ヶ岳山麓の北緯は35°55'なので、このぐらいがちょうどいいことになる。

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今までは、八ヶ岳山麓では中央から1つ上の目盛りよりも若干上に泡の中心が来るように調整していたのだが、それだと36°5'ぐらいになっていたことになる。これが、極軸合わせが不十分だった原因の1つかも知れない・・・。

by Nikon8cmtelescope | 2012-10-10 00:56 | 手持ち撮影にこだわる訳

Slow and Steady

今回はNikon 8cmと直接には関係はありません。しかし、全く関係がないかと言えばそうでもないのです。それまでのドンヨリとした天気から一転して素晴らしい夏空が広がったものの、月齢は満月前後という巡り合わせ。夜になると美しい月明かりです。しかし、これでは星雲星団の撮影はできません。その美しい空を見上げて指をくわえてイライラを募らすぐらいなら、いっそのこと・・・・と、かねてからの計画を実行することにしました。

盆地の底から朝な夕なに見上げる山々の中で、登ってみたいなあと思っている峰が幾つかあります。しかし、険しい山容はどれも私を拒んでいるかのようにも感じられます。そんな峰々の中では比較的標高が低い鳳凰三山は、冥王星の命名で知られる野尻抱影の随筆にもしばしば登場し、なかでも細い弓のような月が鳳凰三山の頂に沈んでいく様を望遠鏡で見る話しは強く印象に残っています。しかし、鳳凰三山の一角の標高2780メートルの薬師岳までは、手軽に登れるとされる1380メートルの夜叉神の登山口からのルートでも、標高差が1400メートルで全行程は18キロメートルもあるのです・・・。

友人の手招きで、昨年の秋に標高差が約1000メートルで行程が8キロメートルという山に登り、体の重さを再認識しました。それから食事に注意し大嫌いなスクワットを含む体操で体幹を鍛えて、今年の梅雨時に標高差800メートル前後で行程が9キロメートルのミニ縦走にも挑戦しました。いずれも友人のサポートで無事に帰ってくることができました。それから更に体重を絞り、正月に記録した最高記録からだと約6キログラムの減量となりました。しかも、夜な夜な体操に励み始めた頃はそのせいで朝からダルさの残る日々だったのが、最近は朝のダルさが随分と緩和されていることを自覚するようになりました。これなら登れるかも・・・・その気持ちを後押ししたのが、満月期に迎えた晴天だったのでした。折よく職場も落ち着いていて金曜日に休みをとりました。急な決行なので今回は単独行です。

いつもの天体写真撮影なら薄明の中を車で山から戻るところを、今回は山へと向かいます。登山口に着いたのが午前5時。準備を整え出発します。長い行程なので、できるだけ脚力を消耗しないように歩幅は小さく、一足ごとに反対側の足はリラックスさせ休ませるような意識で登ります。間もなく夜叉神峠の山小屋に着きました。白根三山と呼ばれる南アルプスの峰々が朝の光の中で美しく見えています。この場所は星景写真でも有名な場所です。
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この辺りから若者2人組と一緒になりました。若さにまかせて大股でグイグイと登る二人組は、ノロノロと歩く私を颯爽と追い越します。しかし小一時間も登ると休憩している二人に私が追いつき先行します。すると間もなく二人は私を追い越していくのです。そして私が3度目に追いついた時には、彼らも苦笑していました。まさにカメがウサギに追いつく図です。そして、その後は彼らが追い越すことはありませんでした。

Slow and steady・・・念仏のように呟きながら、とうとう薬師岳の山頂が近付いてきました。
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振返ると、遠く富士山も雲海の上に姿を見せています。
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山頂までの所要時間は5時間半。夏山シーズンとは言え平日だからか山頂には誰もいません。白砂を敷きつめたような山頂からは南アルプスが大きく見えます。爽快この上ない景色を満喫しました。澄み切った青空を眺めていると、ここからの星空を想像せずにはおられません。
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尾根続きには鳳凰三山の1つ観音岳が見えています。縦走してみたいという欲望を抑えたのは、薄くなった空気です。登りはちょっと動くだけで動悸がしてきます。
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後ろ髪引かれる思いで薬師岳山頂を出たのは午前11時過ぎでした。山頂近くの山小屋で弁当をひろげていた二人組に会釈して帰路につきます。

ペースを守って快調だった登りに比べて下りは過酷でした。鍛えたハズの太腿が悲鳴を上げて、1時間も下らぬうちに脚は棒のようになってしまいました。それでもslow and steadyとつぶやきながら歯を食いしばって歩を進めます。歩幅はどんどんと短くなって、最後の方は牛歩どころかカタツムリが動いているかのようでした。いや、本当のところ歩くよりも這った方が早かったでしょう。登山口に辿り着いたのは16時半でした。

家に戻りひろげた新聞には、たまたま中高年の登山ブームの記事があって、専門家からの注意点が書かれていました。曰く「下りのために体力を4割は温存しておくこと」。いや6割は残しておいた方がよい、というのが今回の感想です。

最後に、途中で間近に姿を見たホシガラスの写真。
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・・・体色は全体的にチョコレートのような黒茶色だが、白い斑点が縞をなしているため、星空のようにみえる。和名の「ホシ」ガラスはこれに由来する・・・wikipediaより引用

by Nikon8cmtelescope | 2012-08-06 23:50 | 月・星のある風景

星ナビに掲載

「メシエマラソンに挑戦」と題したメシエ・マラソンの時の写真を、スターパーティーのオーナーさんと連名で星ナビに投稿しておいたところ、今月号に掲載されているという知らせをくっしーさんをはじめ何人かの方から頂き、ルンルンと鼻歌まじりで、というよりもデレデレとニヤけながら書店へ出掛けた。

危ない人と間違えられないよう表情を引き締めて、雑誌コーナーを敢えて通り過ぎる。そして、読みたかった文庫本を購入しておいてから、いざ科学雑誌のコーナーへ。星ナビの表紙を一瞥してから、まず手に取ったのは天文ガイド。星ナビは後回しにする。載っているのがわかっているのだから、見るまでのワクワク感は出来るだけ長く楽しみたい。

b0167343_0471765.jpgパラパラと天文ガイドを立ち読みしてみるが、どことなく上の空といった感じで、頭に入ってこない。一通り目を通すと、深呼吸して星ナビを手に取った。しかし、楽しみはもう少し先延ばしにして、表紙から順番に金環食のレポートなどを斜め読みしてみる。ベイリービーズの連続写真にあぶり出された月の辺縁のギザギザに、思わず「オッー!!」と声を上げそうになる。なかほどの活字部分は飛ばすと、いよいよギャラリーのコーナーが迫る。

心なしか震える手でページをめくってみると、最初のページにバーンと大きく掲載されているのが目に入った!!いやはやなんと、最初のページって、いつもはプロ級の方々の作品が掲載されているポールポジションとも言うべき場所ではなかったか!!確かにそうだ。実際に今回だって向かいのページには常連さん達のスゴイ作品が載っている。

b0167343_0465839.jpg気分よく家に戻ってきて、最初のページに大きく掲載されたことを家内にさりげなくアピールしてみる。家内曰く「あらっ、他のみなさんの作品に比べると1つ1つの写真が虫眼鏡でも見えないくらいに、とっても小さいのね!」って、そりゃあそうさメシエマラソンの組み写真なのだもの・・・。この分では、反抗期真っ盛りの娘にアピールするのは止めておこう。プイッと無視されたり、鼻先でせせら笑われては、せっかくの幸せな気分が台無しになってしまう。

月と惑星の手持ちコリメート撮影が掲載されたのが、2010年10月号の星ナビだった(そう言えば、あの時は本当に小さく掲載されたっけ・・・)。それから、手持ち撮影した星雲・星団の組み写真を2011年1月号の星ナビに載せて頂いたけど、あれは読者広場だった。次こそはと誓ってから1年半。とうとう念願のフォトコンに写真が掲載された。くっしーさんと切磋琢磨し、スタパオーナーさんとも力を合わせて、コンデジのコリメートお手軽撮影が星雲星団の天体写真の1つの手法として市民権を得られるようにと願ってきたので、これは嬉しい快挙だ。

今回の星ナビの選評をそのまま引用すると
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ということで、コリメート撮影に関するコメントはなく、あくまでメシエマラソンを記録に残す手法としての評価といった位置付けのようだ。まだまだ今回の入選に満足せず(いやいや、これはこれでとっても満足しているのですが・・・)、次こそはNikon 8cmで見る星雲・星団の世界をコンデジのコリメート撮影で切り取って入選できるように、これからも楽しみつつ精進していこうと思う。

追記
掲載された組み写真です!!
(写真をクリックすると、少しですが大伸ばしになります)
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たった15秒の露光でここまで写るスタパのメイン機の40cmは、改めてスゴイなあと思います。

by Nikon8cmtelescope | 2012-06-08 01:02 | 手持ち撮影にこだわる訳

熊に注意!?

富士北麓で訪れる人が比較的多い観望地に、鳴沢村の育樹祭記念公園がある。その手前の富士北麓公園で、クマが目撃されたという小さなニュースを新聞の地域記事で読んだ。

以下に朝日新聞の記事を引用する。
『14日午前9時50分ごろ、富士吉田市上吉田の富士北麓公園南側の道路で、 「クマを目撃した」と、ジョギングをしていた男性から市に通報があった。 連絡を受けて周囲を巡回していた地元の猟友会のメンバーが午後3時ごろ、 目撃現場近くの遊歩道で、親グマと子グマ2頭を発見し、そのうち子グマ1頭を射殺した。 市によると、射殺したクマは体長60センチほど。12日~14日朝に、 現場付近で計3回目撃情報のあったクマとは「別の可能性が高い」という。 市は、防災無線で注意を呼びかけたり、 地元の猟友会に「射殺許可」を出したりするなど対策に乗り出していた。 現場付近が市民の散歩道であり、富士山への登山客が通る可能性もあることから、 市は14日までに注意を呼びかける看板約10基を設置。捕獲用のおりも二つ仕掛けた。』

こちらはネットで探した読売新聞の記事
『富士吉田市上吉田の富士北ろく公園付近で14日午前、クマの目撃情報があった。 地元猟友会が捜索していたところ、午後3時ごろ、同公園から数百メートル南側の山林で親子連れのクマ3頭を発見、うち1頭を射殺した。射殺したのは体長約60センチのツキノワグマの子どもで、ほかの2頭は逃げた。市は、付近に近寄らないよう引き続き注意を呼びかけている。 発見現場は、同公園と中の茶屋を結ぶ遊歩道から約20メートル山林に入った場所で、東富士五湖道路より南の富士山側。市内では12、13の両日、富士吉田市外二ヶ村恩賜県有財産保護組合(吉田恩組)役場や富士パインズパーク付近で、1頭で行動しているクマの目撃情報があった。いずれも東富士五湖道路 より北側で、このクマは、14日に見つかった親子連れとは別の個体である可能性が高いという。』

ということで、目撃情報は育樹祭記念公園から北東側に離れた場所で、もっと人里に近いあたりになる。

ところで、クマは日中に行動するイメージであるが、野獣である以上は夜行性ということはないのだろうか?もっとも、暗闇で活動する小動物を食する訳ではないのだから、夜行性ということはなさそうだ。それであれば、星を観望している最中にクマに襲われる心配はないだろう。ただ、ネットで検索してみると、クマも人里に下りる時は夜行性になるという記述も見つかった。畑の作物を狙う時は暗いうちに行動するとは、クマもなかなか抜け目ない。

山間の観望地では、ここに限らず『クマに注意』の看板を目にする機会も多いので一応の覚悟はあるのだが、じゃあ実際に出会ったらどうしたものだろうか。

なお、こうしてアップしたのは、育樹祭記念公園の星空を独り占めしようという意図ではないので悪しからず。

by Nikon8cmtelescope | 2012-06-03 00:47

連休前半は川下り!

去年のゴールデンウイークは、インフルエンザで寝込んでしまい、星を観るどころではなかったが、今年は体調も良くてお天気もマズマズで、夜な夜な八ヶ岳周辺で星空三昧だった。

あちこちで同好の志に遭遇し、霧の中での天候回復待ちの間に1時間以上もおしゃべりをしたりもした。初対面でも暗闇だとなぜか打ち解けて色々な面白い話しも聞く事ができ、それはそれでとても楽しかった。お互いに結局顔も知らないまま別れるのも、この趣味ならではなのだろう。

メシエ天体の完走を目指しているのに、春の系外宇宙がゴッソリと残ってしまっている。だから、そこを1つずつ丹念に撮影していくつもりでいたのだが、夜半まで月が残っていて、ちょうど月が沈むと天の川がぼちぼち高度を上げてくるというタイミング。そんな訳で、ついつい夏の華やかな星雲に気持ちが移ってしまう。結局は、天の川の川下りのような感じになってしまった。

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去年の連休の成果!?も組み写真にしたので、今回の成果もやってみた。個々の画像は、またおいおいアップしていくつもりだ。

by Nikon8cmtelescope | 2012-04-30 23:35 | 手持ち撮影にこだわる訳

メシエマラソンを記録する

メシエマラソンは、全部で110個あるメシエ天体を一晩で全て見ることを目指したお遊びで、メシエ天体が春の夜空に比較的多い一方で秋の夜空に少ないことから、この時期に行なうのが最適とされている。

前日にスタパオーナーさんからお声をかけていただき、3月28日の晩に沈み行く冬の星座を気にしながら八ヶ岳山麓のスタパに駆けつけた。21時過ぎに到着するとオーナーさんが準備を整えて待って下さっていて、即スタート。ただし、西側に木立があることもあって、秋の天体だけでなく「おうし座」や「オリオン座」の星雲星団も残念ながら対象外になってしまった。

スタパのメイン機はミードの40cmシュミカセで、もちろん自動導入で自動追尾ができる。焦点距離が4メートルもあるので、いつもは2インチの40mm接眼レンズで観望するところを、今回は無理をお願いして、コリメート撮影できるように愛用の焦点距離30mmのLE30にしていただいた。100倍ちょっとの倍率から130倍強に上がった分どうかなと心配したが、かえって背景が黒く引き締まって40mm接眼レンズよりは見やすいのでは、というのが一緒に参加された写真家の牛山俊男さんのご意見。オーナーさんも、全く同じことをおっしゃったのでひと安心した。

自動導入とは言え対象を視野の中心に調整する必要があるので、オーナーさんが苦しい体勢でコントローラーを使って微調整してくださり、こちらはそれをただ覗き味わうという楽々マラソン。眺めた後はアダプターでコンデジを接眼レンズに装着し、そのまま15秒の露光時間でコリメート撮影するという流れ。

スタートはM44プレセペ星団で時刻は21時16分だった。冬の散開星団をどんどんとこなし、春の銀河星雲へと進む。特徴に乏しい系外銀河が密集する「おとめ座」から「かみのけ座」のあたりはメシエマラソンで一番の難所だが、スタパオーナーさんの水先案内で順調に通過した。この夜は透明度とともに気流も良好で、途中で土星と火星も観望した。特に夜半前後で気流がどんどん安定してきたということで、牛山さんが土星の動画撮影も行なった。引き続きオーナーさんも土星を撮影。その画像がアップされているが、条件の良さが引き出されている。

この後は主に初夏の球状星団を堪能して休憩を入れると、宝石箱をひっくり返したかのように賑やかな夏の天体を味わい、薄明が進む中で初秋の天体をラストスパート。91番目のM15は確認できたが、その次に導入されたM2は背景の明るさに埋もれて確認できず、最後の難関M30も残してタイムアップ。時刻は午前4時48分だった。

91天体を見た順番に撮影時刻も入れて組み写真にした。隙間には、休み時間に撮影したスタパのドームの写真を入れた。基本的にISOが3200の15秒露光で一枚撮りだが、薄明の進行とともに露光時間とISOは減らしていった。また、M51、M64、M20、M8は2コマをコンポジット処理した。
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せっかくなので、メジャーどころをもう少し大きくした組み写真も作ってみた。倍率が高いので規模の大きなM8などが視野からはみ出ているのは、ご愛嬌。
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M51とM64は、もう少し大きな画像もアップしてみる。口径40cmの分解能と集光力は抜群で、それに15秒の自動追尾が加わるとコンデジのコリメート撮影でもここまで写るのだ!!という驚きの画像。こりゃあスゴイの一言に尽きる。もちろん眼視でもグリングリンのM51の渦巻き構造や、ちょっと不気味なM64の暗黒帯は十分に楽しめた。
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b0167343_2353466.jpgそして、超新星が現れたM65の画像もアップする。この明るさなら眼視でも十分に存在を確認できたはずだが、眺めている間は新星のことはすっかり失念していた。ただ、写真でも銀河の外周部分の腕がほとんど写っていないために、銀河内に出現したという感じが非常に乏しい。

見て大満足、そしてコンデジのコリメートの威力を再確認して意気揚々のメシエマラソンだった。

by Nikon8cmtelescope | 2012-04-03 00:01 | 手持ち撮影にこだわる訳