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二重星団 2013

季節はどんどん進んでいるが、昨年に撮影した画像の積み残しをアップする。

今回は二重星団。撮ろう撮ろうと思っているうちに12月になってしまった。散開星団だから露光時間は短くても大丈夫なので楽勝!!と思ったのが大間違い。Nikon 8cmの赤道儀は、南中後の天体との相性があまり良くなくて、手動追尾で微動ハンドルがスムーズに動かずに意外と苦労させられた。

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2013年12月新月期 1:04 - 1:58 八ヶ岳山麓清里高原
Nikon 8cm (f 1200mm) + Takahashi LE30 (30mm) 手動ガイドによるCanon PowerShot S95 コリメート撮影
No filter (露光時間32秒; ISO 1250) x 16コマ + (露光時間40秒; ISO 1000-640) x 17コマ+ (露光時間50秒; ISO 640) x 3コマ   全36コマ積算露光時間 22分 
オートダーク減算 + Photoshop Elementsを用いてコンポジット+フラット補正+簡易星マスク + HDR補正


既に北西の空に随分と高度を下げてからの撮影で、この撮影地は北西側に清涼飲料水の自動販売機があって明るいために、ISOをかなり抑えざるを得なかった。そのためコントラストがキツく微光星があまり写っていない・・・前回の撮影からあまり進歩が感じられない・・・今シーズンは早めに撮影してみよう!!

by Nikon8cmtelescope | 2014-06-11 00:52 | 星団

アイリス星雲(NGC7023)2014

梅雨入り前の最後の週末に、手招きする射手座方向の銀河の誘惑に耐えて撮影していたのが、ケフェウス座にあるアイリス星雲。

はくちょう座のデネブから北極星の方向に星の並びをたどってここと思われる方向にNikon 8cmを向け、コンデジを接眼レンズに装着して40秒露光でテスト撮影してみた。

はじめての対象だったので、どの程度までコンデジのコリメートで写るのか不安だったが、バックモニターに不規則な濃淡のある青みを帯びた星雲が確認できて、オオッと思った。

幸いにも極軸合わせは良好で赤道儀のご機嫌もマズマズ。しかもサラッと乾燥した快適な条件。口笛でも吹きたいような気分で、手動ガイドを続けた。
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2014年6月1日 22:28 - 25:11 瑞牆山山麓
Nikon 8cm (f 1200mm) + Takahashi LE30 (30mm) 手動ガイドによるCanon PowerShot S95 コリメート撮影
No filter (露光時間64秒; ISO 3200-2000) x 28コマ + (露光時間80秒; ISO 2500-2000) x 8コマ + (露光時間101秒; ISO 2000-1600) x 8コマ + (露光時間128秒; ISO 1600-800) x 8コマ  全52コマ積算露光時間 71分 
オートダーク減算 + Photoshop Elementsを用いてコンポジット+星マスク強調+フラット補正+HDR補正 中心部を90%程度トリミング


やや紫色を帯びた青いガス星雲は、たしかに形も色調もアヤメの花を想起させる。そして姿こそ写らないが、背景の星々が遮られて分子雲の存在がわかる。形はともかく、冬のM78星雲に似ている。

by Nikon8cmtelescope | 2014-06-07 01:43 | 星雲

M35星団 2013

M1カニ星雲に続いて、昨年秋に撮影した画像をアップする。

M35は、Nikon 8cmの眼視ではなかなか見応えがあるのだが、コリメート撮影するとやや散漫な印象になる。そして同一視野内入ってくるNGC2158は、眼視では存在が何とか確認できるかどうかだが、こうして画像になると楚々としてM35よりある意味で強い印象を受ける。

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2013年11月新月期 2:13 - 3:15 八ヶ岳山麓富士見高原
Nikon 8cm (f 1200mm) + Takahashi LE30 (30mm) 手動ガイドによるCanon PowerShot S95 コリメート撮影
No filter (露光時間32秒; ISO 2000-1250) x 17コマ + (露光時間40秒; ISO 2000-1000) x 16コマ+(露光時間64秒; ISO 1600-800) x 6コマ  全39コマ積算露光時間 26分 
オートダーク減算 + Photoshop Elementsを用いてコンポジット+フラット補正+簡易星マスク


今回はピント合わせや追尾精度が良かったため、以前に撮影した画像よりもはるかにシャープに写っている。露光時間も散開星団としては長めに設定したせいか、M35が周辺の星々に埋もれてかけて、その分だけ印象が弱くなっている。かえって黄色みを帯びた微光星で構成されたNGS2158が存在感を放っている。

by Nikon8cmtelescope | 2014-05-24 16:51 | 星団

M1カニ星雲 2013

なんだかバタバタしているうちに撮影してから半年が過ぎてしまったけれど、昨年の秋に撮影したM1カニ星雲をアップする・・・・

手動で追尾するのは手軽ではあるが、その精度には当然ながら限界がある。でも、あーだこーだとやっているうちに、どうも対象の天体が東の空から昇って空の中程にきたあたりから南中するまでの方向が、Nikon 8cm赤道儀のバランスが一番良さそうだとわかってきた。右手に追尾ハンドルを握ってガイド鏡を覗き込む姿勢も、この方向が楽だ。そうなると、手動ガイドでも結構安定した追尾が出来る。

意外と大切なのがガイド星の光度ということもわかってきた。明るいガイド星が良いかというとそうでもない。明るい星は見かけが大きいため、十字線の両側に光がはみ出してしまい、あまり精度が上がらない。そうかと言って、暗い星は疲れがでてくると見失ってしまう。だいたい4等星あたりが良さそうだ。対象の天体のスグ近くにちょうど4等星があると好都合だが、なかなかそうもいかない場合もある。

さて、M1カニ星雲である。南中前までの方向は、赤道儀のバランスが良くて手動追尾の姿勢も楽、おまけに周囲に手頃な明るさのガイド星があって、好条件が整っている。そのため、前年の10月に南中前に撮影した折りにも、追尾の精度が当時としてはベストだった。今回は、天頂ミラーの透過性が高まったので、前回は出せなかった淡いフィラメント構造が出るかもという期待感で撮影に臨んだ。しかし、いろいろな都合で現地到着が夜半を過ぎてしまい、撮影をスタートした時には随分と空高く昇ってしまっていた。

手動追尾していると、ガイド星は気持ちよく十字線に隠れて、追尾ハンドルの動きも快調。露光時間を段階的に延ばしてコマ数を重ねるうちに対象は南中し、恐れていた通りF15と長いNikon 8cmの本体が三脚に当たってしまった。薄明まで、まだまだ時間的にも余裕があるのに残念・・・10月の新月期に狙うか、あと1時間早くスタートするべきだった・・・

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2013年11月新月期 1:11 - 3:11 八ヶ岳山麓富士見高原
Nikon 8cm (f 1200mm) + Takahashi LE30 (30mm) 手動ガイドによるCanon PowerShot S95 コリメート撮影
No filter (露光時間32秒; ISO 1600-1250) x 9コマ + (露光時間40秒; ISO 2000-640) x 12コマ+(露光時間64秒; ISO 1600-640) x 10コマ + (露光時間80秒; ISO 1250-640) x 9コマ + (露光時間101秒; ISO 640-500) x 3コマ  全43コマ積算露光時間 40分 
オートダーク減算 + Photoshop Elementsを用いてコンポジット+フラット補正+簡易星マスク+HDR処理

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総露光時間は昨年の撮影時よりも短いのだが、今回の方が写りがいいのは、やはり天頂ミラーの効果だろうか。フィラメント構造まではいかないが、前年よりも細かい構造が出ているように思う。今回の方が、ピント合わせも良かったのだろう。


よ〜し、今年の秋は積算で1時間越えの撮影で、どこまで写るか挑戦だ!!

by Nikon8cmtelescope | 2014-05-19 01:00 | 星雲

富士五湖からの富士と天の川-番外編 3河口湖

最後は河口湖から撮影した縦構図。
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2014年4月7日 3:59-4:03富士山麓河口湖畔
Canon PowerShot S95(F 2.0) 固定撮影 
露光時間16秒( ISO 1600) x 8コマ
オート・ダーク減算 + Photoshop Elementsを用いてコンポジット+簡易星マスク+簡易フラット補正 +コンポジットした前景を切り出して合成 +HDR処理

by Nikon8cmtelescope | 2014-05-12 01:36 | 月・星のある風景

富士五湖からの富士と天の川-番外編 2西湖

富士五湖を巡りながら撮影した富士山と天の川。湖面に星が映っていた西湖では、縦構図も撮影しておいた。

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2014年4月7日 3:06-3:12 富士山麓西湖畔
Canon PowerShot S95(F 2.0) 固定撮影 
露光時間16秒( ISO 2500) x 10コマ
オート・ダーク減算 + Photoshop Elementsを用いてコンポジット+簡易星マスク+簡易フラット補正 +コンポジットした前景を切り出して合成 +HDR処理


湖面に天の川も写るかと思って縦構図にしたのだが、思いきって湖面を構図の半分まで入れるぐらいにしないと、入らなかったようだ。いずれにせよ、もう少し風の弱い条件下で撮影しないと、ハッキリとは写らないだろう。

by Nikon8cmtelescope | 2014-05-09 00:23 | 月・星のある風景

富士五湖からの富士と天の川-番外編 1山中湖

実は本栖湖からのスタートに先立って山中湖を下見した折に、山中湖の南東に昇って来たさそり座を撮影しておいた。この時点では、なんとか薄明時に舞い戻って撮影するつもりでいたので、そのテスト撮影をやったというのが建前。腹づもりでは、戻ってこられなかった時に、山中湖からの写真がないのは悔しいので、その保険としての撮影というのが本音だった。

山中湖の北岸は、自転車用の周回道路が湖岸にそって作られており、自転車道路と岸の間には高さ1メートル以上あるコンクリートの柵が巡らされている。この柵が撮影の邪魔になる。中学生の頃に購入した三脚では、この柵の高さを超えることができなかった。実際に薄明時に戻ってこられたとしても、ギリギリのタイミングになるだろうことから、湖岸の西側で柵の途切れる場所を探した。

貸しボートの桟橋につながる部分に柵の途切れた場所があったので、そこに三脚を据えて撮影を始めた。時刻は午前1時になろうとしているが、さそり座の尾の部分はまだ見えていない。天の川の存在も眼視では確認できなかった。露光時間中に、数台の車がハイビームでこちら向きに湖岸の道路を走り抜けていった。撮影を終えると、大急ぎで車を走らせ、河口湖経由でスタートの本栖湖に向かった。

できあがった画像をみると、左側の湖面が湖岸の街灯に照らされて黄色みを帯びて写っている。空も、車のハイビームの影響か不自然に明るくなっている。そのため、ちょうど昇って来た天の川が光害カブリに埋もれてしまった。それでも、天の川の中の暗黒隊の存在が薄らとは確認できる。ただ、この写真をもってして山中湖から天の川を撮影したと言うのはヤボだなあ。やっぱり、出来る事なら薄明前に帰って来たかった・・・

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2014年4月7日 0:59-1:04 富士山麓山中湖畔
Canon PowerShot S95(F 2.0) 固定撮影 
露光時間16秒( ISO 1600) x 10コマ
オート・ダーク減算 + Photoshop Elementsを用いてコンポジット+簡易星マスク+簡易フラット補正 +コンポジットした前景を切り出して合成

by Nikon8cmtelescope | 2014-04-30 00:04 | 月・星のある風景

富士五湖からの富士と天の川-その4 河口湖

河口湖の撮影ポイントは、湖を南北に横切る大橋が写らぬように大きく西側に寄ったあたり。対岸近くに鵜の島が見る公園の一角。西湖からの峠を下って予定のポイントに到着したのは、午前3時20分過ぎ。行きのドライブの途中で、既に公園の中の撮影予定場所でテスト撮影まで済ませてある。勝手知ったるポイントなので、10分で撮影を切り上げることができたら、山中湖までまわろう!車を降りると、コンデジを据え付けた三脚を片手に駐車場から撮影ポイントまで走った。

河口湖の周辺は半市街地化しているため、周辺が明るくて湖畔沿いの国道を走る車も多い。静寂の西湖から来たためか、そうした人々の暮らしのざわめきが余計にはっきりと感じられる。しかし、湖岸を取り巻く堤から石段を下って岸辺の枯れた葦原の中に入ると、聞こえるのは岸に押し寄せる波の音だけになった。湖が広い分だけ、西湖に比べて寄せる波も大きいようだ。時ならぬ人の気配に驚いた鳥が、葦原から飛び立った。なんだかスッと力が抜けて、急いで中途半端な写真を撮るよりは、薄明までじっくりとここで撮影しようという気持ちになった。

改めて景色を見る。今までのような山の迫った景色とはちがって、富士山の裾野がゆるやかな弧を描いて長く伸びているのが見える。湖畔と空は明るいが、富士山の形の美しさなら五湖の中でダントツだ。風は強くはないが、それでも湖面に逆さ富士が映るほどの穏やかさではない。そうなると、湖面の景色が単調になる可能性がある。そんなこんなを考えて、富士の裾野が長く入る一方で、手前に葦原も入るような構図をイメージした。南の空には、さそり座がバランス良く立ち、ちょうど富士山の山頂から天の川が斜めに立ち昇っている。その景色と星空がバランス良く収まるように、少しずつ場所を変えながら20分ほどかけてテスト撮影を繰り返した。

最終的には、今までと異なり富士山を構図の右寄りに据えて、長く伸びる富士の裾野と山頂から斜めにたなびく天の川の両方が交わるようなイメージ通りのポイントが見つかった。いい塩梅に構図の右手前には葦原もある。空が明るいのでISOは今までよりも落として1600に設定して撮影を始めた。固定撮影をしている間、外套のポケットに冷えた手を突っ込んで、景色と星空を眺めた。ここまでを振り返ってみれば、全ての湖で雲1つない撮影条件に恵まれた。その幸運な巡り合わせに、自然と富士山に向かって手を合わせた。撮影終了は、ちょうど薄明の開始時刻。山中湖までは行かれなかったが、大きな満足感が車までの帰り道の足取りを軽くする。もう走る必要はなかった。

画像処理は、星空への街明かりの影響を無理にフラット補正しようとすると、景色とのバランスが破綻してしまうので、星空の処理はごくごく軽くに止めた。風が思ったより強かったようで、岸に打ち寄せる波によってコマごとの湖面の様子が随分と異なっていたのだが、10コマをコンポジットすると穏やかな感じになった。手前の葦が暗く沈んでいたところを、明るい湖面に浮き上がるような感じに持ち上げて処理した。街明かりを正面から受けた富士山は、コントラストにやや乏しくノッペリしているが、人々の生活の灯と富士山を含む景色そして星空がそれほど違和感なく結ばれた仕上がりになったと思う。

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2014年4月7日 3:46-3:52 富士山麓河口湖畔
Canon PowerShot S95(F 2.0) 固定撮影 
露光時間16秒( ISO 1600) x 10コマ
オート・ダーク減算 + Photoshop Elementsを用いてコンポジット+簡易星マスク+簡易フラット補正 +コンポジットした前景を切り出して合成 +HDR処理


追記
元画像の光害カブリが緑色を帯びていて、うまく処理できなかったが、彩度を落として処理してみた。
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いくらか自然な仕上がりになったと思う。

by Nikon8cmtelescope | 2014-04-28 01:51 | 月・星のある風景

富士五湖からの富士と天の川-その3 西湖

精進湖から西湖への移動は10分ちょっと。湖の西端のポイントに車を停めた。他に誰もいない。西湖の南側には山があって、東側に行くと富士山の上の方しか見えなくなってしまうので、このポイントがベスト。幸い季節風は収まっている。今度も湖面に近い場所まで行って撮影することにした。

テスト撮影してみると、湖面に逆さ富士が映っているではないか!!そればかりではない、星もいくつか湖面に映っている。もしかしたら天の川も映らないかしら?湖を構図に大きく入れたいところだが、そうすると空が狭くなってしまう。それならいっそ湖面に映った天の川をメインに撮影!!なんて奇想天外な構図も閃いたが、イヤイヤ遊んでいてはダメ。冷静になって、湖面は逆さ富士が入るところまでに止めて構図を決めた。

撮影の間は、穏やかに小波が岸に寄せる音を聞きながら、富士山と天の川を眺める。なんと贅沢な景色だろう。風もなく寒さも感じられない。五湖の中で唯一湖岸を全く国道が通っていないため、さざ波の音以外は静寂の世界。ふと、湖の奥底には、70年ぶりに確認されたクニマスが静かに棲んでいることを思い出した。悠久・・・そんな言葉が頭に浮んでくる。ッと!撮影終了。後ろ髪引かれるような思いで車まで走る。予定した時刻よりも少し早い。河口湖での撮影をサッと切り上げられれば山中湖までまわれるかも知れない・・・

画像処理では、湖面にいくつか映った星は、景色を固定したコンポジットでは日周運動の影響でボンヤリとなってしまった。そこで、星空のコンポジットに景色をはめ込み合成した画像に、更に湖面に映った星像を合成する三段階レイヤーにした。また、構図の外側から差し込んだ光が湖面と湖岸の境目あたりにうっすらと映っていたものを、思いきって強調してみた。景色は、漆黒の湖岸の森とやや光を受けた向うの山、その上に富士山という三層になっていて、奥行きが感じられる。星空には天の川が濃く写り、さそり座の角度もなかなかイイ感じ。

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2014年4月7日 2:58-3:03 富士山麓西湖畔
Canon PowerShot S95(F 2.0) 固定撮影 
露光時間16秒( ISO 2500) x 10コマ
オート・ダーク減算 + Photoshop Elementsを用いてコンポジット+簡易星マスク+簡易フラット補正 +コンポジットした前景を切り出して合成 +HDR処理


追記
元画像の光害カブリが緑色を帯びていて、うまく処理できなかったが、彩度を落として処理してみた。
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これで、静かな湖畔の星空の雰囲気がいくらか出せたかなあ・・・

by Nikon8cmtelescope | 2014-04-26 01:33 | 月・星のある風景

富士五湖からの富士と天の川-その2 精進湖

本栖湖から精進湖へは15分のドライブ。湖面を挟んだ正面に富士山が見える撮影ポイントに行った。風がなければ、湖面に富士山が映る場所でもある。本栖湖の撮影ポイントでは、後ろ側に山が迫っていたためか季節風はなかったのだが、精進湖では時々音をたてて北風が湖面に吹き込んできた。岸辺にボートがあって「絵になる」ポイントの近くには他の車が停まっていたので、東側にはずれた場所から撮影することにした。

構図決めのテスト撮影をしていると、季節風でカメラが揺れる。ちょっとイライラしているところへ、今度は別の車がヘッドライトで湖面を照らすように入ってきた。エンジンを切らずに停まったので、またヘッドライトを点すかもしれない。まいったなあ。しかし、テスト撮影を繰り返しながら構図を確認していると、幸い10分もしないで戻っていった。

一難去ったが、季節風はやや強弱はあるものの吹き付けている。そこで三脚は一番短くして、自分の体でカメラを覆い隠すようにして季節風から守りながら撮影を始めた。5分間とにかく車が来ないように祈った。途中で湖岸の道路を走って来る車が1台あったが、湖面までは入ってこなかった。撮影の後半は風も少し収まった。撮影を終えると車まで走って戻るが、湖岸の斜面を登る足がもつれてもどかしい。車を走らせるとハンドルを握りながら乱れた呼吸を整えた。時刻は2時40分を少しまわったところ。概ね予定通りだ。

出来上がった画像では、後半に風が収まったおかげで湖面にいくらか富士山の影が出ている。そうでなければ、相当に単調な前景になってしまうところだった。やはり、手前に岸なりボートなり何か入れた方がよかったが、仕方ない。本栖湖での撮影時に比べて天の川の高度が増したので、光害カブリの影響が少なくなっている。富士山から上の構図はイイ感じになった。

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2014年4月7日 2:33-38 富士山麓精進湖畔
Canon PowerShot S95(F 2.0) 固定撮影 
露光時間16秒( ISO 2500) x 10コマ
オート・ダーク減算 + Photoshop Elementsを用いてコンポジット+簡易星マスク+簡易フラット補正 +コンポジットした前景を切り出して合成 +HDR処理


追記
元画像の光害カブリが緑色を帯びていて、うまく処理できなかったが、彩度を落として処理してみた。
b0167343_1730589.jpg

これで天の川のモクモクした感じが増したかなあ・・・

by Nikon8cmtelescope | 2014-04-23 00:04 | 月・星のある風景